MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ぶんぶん

2009年07月07日 | 音楽教室

ピアノを習っている生徒さんで
自宅の楽器が「電子ピアノ」という人は多いです
たまに、キーボード。
まれに、持っていない人。

私のクラスの生徒さんも
さすがに「持ってない」は無いですが
電子ピアノ、という人は多いです。
経済的理由だけではなく、住宅事情もあるのでしょうね。

        
電子ピアノを持っている生徒さんで
一番苦労するのが、『美しいレガート奏』です。

一応、本物のピアノを「真似て」進化した電子ピアノは
奏者のタッチから
「このぐらいの強さになるであろう」
という響きを出すように設計されています。

しかし、あくまで「これくらい…であろう」なので
本当はもっと響くはずなのに響きが弱かったり
ピアニシモのはずが、響かなかったり
なんてことが起こります。

そういう楽器で、違和感を覚えなくなってしまうと
音に対して、無頓着になるのですよね・・・
あるいは力技で音を引き出そうとする

現在、やはり電子ピアノをお持ちの生徒さんですが
自宅では、そう弾かないと音が鳴らないのでしょうか
1音1音、手を振って弾くのです。

ソ~ファ~ミ~、と弾くだけで、
ソ(ぶん)ファ(ぶん)ミ(ぶんっ)
  ↑手首をタテに振っている

振らなくていい。そんなに振らなくても鳴る。
と教えているのですが
レッスンで直っても、翌週になるとぶんぶん。

習いはじめて
既に3ヶ月が経過していますが
あと3ヶ月したら直るかしら・・・