
調は、10級の ハ長調・ト長調・ヘ長調・イ短調に

曲の長さが 10級の2倍になるわけですが
実質的に どう変わるのかというと
『左手パートでも、メロディーを弾く部分が増える』こと。
と、いうことはですね
『ヘ音記号読みが苦手』だという生徒さんにとって
苦手なままにしておいては いけない級だという事です。

9級くらいになってくると
音符が読めないという事は もう ありません。
レッスンでは、ある程度の曲を弾きこなしているはずです。
が
逆に これくらいの時期となると
皆 楽譜をあまり 書かないのですよね…。
聴音で書いているとしても、大抵メロディーのみ。
つまり、ト音記号の楽譜だけ。
ヘ音記号の記譜作業は、皆無に近いと思います。
また、使用しているテキストによっては、
左手でメロディーを弾くことが あまり無かったりします。



曲そのものについては、さほど10級と変わらず
伴奏も 単音で、そんなに難しいことはありません。
たまに「4分休符」で始まる動きが出てくるので
拍子感を無くさないように、注意が要るくらいです。
3回も練習すれば、すぐ弾ける課題ばかり。
(でも、試験で弾けるのは 1回だけなのですよね)
ですから、この9級の初見演奏、
4小節くらいの 簡単なメロディーを
『ヘ音記号の高さで書いて弾く』練習が
かなり効果的なのです。
くれぐれも、
ヘ音記号が『鬼門』となりませぬよう。
