芦の湖西岸の道を行く
シロバナイナモリソウの群落 花は少ない
8㎜程の小さな花だ
ルーペで見ると
2011年6月4日 大山中腹のイナモリソウ
ルーペで見る
下社の高さ 尾根道のシロバナイナモリソウは消えたのか
観 察 月 日 2012.9.4.曇 32℃
観 察 場 所 箱根町 芦ノ湖西岸路
暗い林の中を行くと、足元の白い花が目に止まった。花は8mm程の
小さなものだが、蕚から筒状に突き出し、縁が星状に切れ込んだ花弁
はビロード状で、雪粒を置いた様に見えた。
顔を近づけルーペで見ると、葯を支える花糸は踊る様に長く伸び、中
心から伸びた雌蕊の柱頭は花粉を待っていた。
昨年の6月のこと、「イナモリソウがありましたよ」の電話をもらい、早
速大山へと出かけた。それは崩れた小斜面に2㎝程の淡紅紫色な花
をつけた株が幾つかあった。
紅い花を見たら、白い花をつけるシロバナイナモリソウに会いたくなり、
下社を左折してパラボラアンテナの並ぶ尾根へと廻った。針葉樹の林
の道には、シロバナイナモリソウが点々と咲いていたのを思い出した
からである。
歩いてみたが見当たらない。往復したが見つからなかった。シカの食
害なのであろうか。草は無く裸地となり、土の崩れが目立った。
あの頃から20年余りが過ぎ、時間の流れと共に、大山の自然も変化
していたのである。
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