「アッ!オニヤンマが」と誰かが・・・・・・
マコモの枯葉に”ぺたっ”としていたのは、 コオニヤンマだ。 足に注目!
オニヤンマが止まっていた
蔓植物の先に下がるようにして。 飛び立つ時の推力は・・・。
杭の上に。 後足が長い
ここは止まりいいのか、後で見回ったらシオカラトンボが利用していた。
観 察 月 日 2012.9.1.俄雨 27.4℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
「アツ!オニヤンマだ」とひとりが指さした。
枯れたマコモの葉に、黒地に黄色縞の大形のトンボが腹部を付
ける様にして止まっていた。
私が子供の頃は黒地に黄の縞模様のトンボは、オニヤンマだと
思っていた。横浜の街中の事で、飛んでくるのはオニヤンマの他
はいなかった。だが、自然豊かな里山ではそれは通用しない。こ
の時もオニヤンマではなく、サナエトンボ属のコオニヤンマであった。
オニヤンマより小さいのでコオニヤンマと名が付いたが、世界の
サナエトンボの中では最大種だ。
オニヤンマと似て非成るところは、止まり方だ。オニヤンマは下が
る様に止まるが、コオニヤンマは地面に平行に“ぺタッ”と止まる。
止まっている状態を見ると、中・後足の4本を使い、前足は首の所へ
抱え込み使っていない。前足は止まる機能を捨て、餌を捕る等?他
に特化したのだろうか。又、他種と比べ後足が異常?に長い。これは、
後方に長い腹部を支えるには有効と思える。多くのトンボが空間を
利用して止まっているが、平面に止まっている事の多いこの種が、そ
こから上昇飛行するには長い後足も機能しているのだろうか。
つい“オスプレイ“の飛行を思い出してしまった。
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