足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1081 ~ オオカモメヅル それとも・・・? ~

2012年09月10日 | 植物

オオカモメヅル?

葉の長さと花序の長さ どうかな?

他の花序ではどうだろう

花弁は小さく5mm程

コバノカモメヅルにも出会えた

観 察 月 日  2012.9.4.曇 32℃

観 察 場 所  箱根町 芦ノ湖西岸路

 芦ノ湖西岸の真田浜で昼食を済まし、深良水門への道を行く。

道は狭くなり木の根が露出して、気を付けながら歩くと、つい足元

だけに気を取られてしまう。すぐ下に芦ノ湖の水面が迫る明るい

林縁で、つる植物に顔をなでられた。

 葉は対生で細長く、カモメヅルの仲間と考えたが、花が極小さい。

「コバノカモメヅルは花弁がよれているので、それとは違う」Fさん

が呟く。

(後に、深良水門を後にした所で、コバノカモメヅルにも出会った。)

 花冠は5mm程で縁は星形に裂けている。ルーペで見ると、内側に

白い綿毛が光り、葯の付属体は副花冠となって目立つ。以前丹沢を

歩いた時出会ったオオカモメヅルが頭に浮かぶが、その特徴がはっ

きりと思い出せない

付け根の葉の長さより花序の方が長そうなので、エナガオオカモメ

ヅルかもしれないが、箱根辺りではどちらになるか解らない個体が

多く見られると言うので、決めかねた。

人間、細かく分けないと気が済まない生き物なのかもしれない。

「そんなに細かく分けたがって、何か考えを持っているのか!」

もう一人の自分が頭の中で囁いていた。

 


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