足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1172 ~ スズメ の 土浴び ~

2013年08月06日 | 野鳥

ナスの葉蔭の向うに 動くものが

ジャガイモ畑に降りてへこみを作り すっぽり入って気持ちよさそう

体をモゾモゾ動かし ”土浴び”を始めた

これは豪快 仰向けになって・・・・・

「ああ!気持ちよかった」と言っているような

飛び去った跡に ”ニの字模様”が

観 察 月 日  2013 8.4.晴 31℃

観 察 場 所  瀬谷区 瀬谷

 ナスの植えてあるその隣がジャガイモの畑で、芋はまだ土の中に

残されている。ナスの葉陰から動くものが見えたので、双眼鏡で見る

と数羽のスズメで、うねの凹みにそれぞれ座りこみ、体をモズモズゆ

すりながら、自分のからだの沈み込みを作り、首を縮めて静かになった。

 気温は31℃、地面は40℃を過ぎただろう。暑過ぎはしない

かと心配になったが、「そうか、彼等は砂風呂の気分なのか」と無理

に納得する。

 と言う状態はすぐに終わり、体を再びモゾモゾと動かし、腹の下に納

めていた足を使い、パサパサに乾ききった土を蹴り上げ始めた。同時

に身体を左右にゆすり、羽を開いて仰向けになり羽を始め体じゅうの

羽毛の間に土をまぶし入れた。

 スズメは、“砂浴び”と言うよりは“土浴び”をよくやる鳥だ。人間から

見ると“土浴び”などしたらそれこそ泥だらけになって不衛生だと思う

のだが、スズメにとって粘つく様な頑固な羽毛の汚れは、“土浴び”す

ると、土の粒によって洗い?落とされるのだと言う。

 “土浴び”が終え彼らが飛び去った後には、お椀大の窪みが幾つも

出来ていた。その底には土を掻き上げた足の跡が、可愛い“二の字”

模様となって残っていた。

 


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