ナスの葉蔭の向うに 動くものが
ジャガイモ畑に降りてへこみを作り すっぽり入って気持ちよさそう
体をモゾモゾ動かし ”土浴び”を始めた
これは豪快 仰向けになって・・・・・
「ああ!気持ちよかった」と言っているような
飛び去った跡に ”ニの字模様”が
観 察 月 日 2013 8.4.晴 31℃
観 察 場 所 瀬谷区 瀬谷
ナスの植えてあるその隣がジャガイモの畑で、芋はまだ土の中に
残されている。ナスの葉陰から動くものが見えたので、双眼鏡で見る
と数羽のスズメで、うねの凹みにそれぞれ座りこみ、体をモズモズゆ
すりながら、自分のからだの沈み込みを作り、首を縮めて静かになった。
気温は31℃、地面は40℃を過ぎただろう。暑過ぎはしない
かと心配になったが、「そうか、彼等は砂風呂の気分なのか」と無理
に納得する。
と言う状態はすぐに終わり、体を再びモゾモゾと動かし、腹の下に納
めていた足を使い、パサパサに乾ききった土を蹴り上げ始めた。同時
に身体を左右にゆすり、羽を開いて仰向けになり羽を始め体じゅうの
羽毛の間に土をまぶし入れた。
スズメは、“砂浴び”と言うよりは“土浴び”をよくやる鳥だ。人間から
見ると“土浴び”などしたらそれこそ泥だらけになって不衛生だと思う
のだが、スズメにとって粘つく様な頑固な羽毛の汚れは、“土浴び”す
ると、土の粒によって洗い?落とされるのだと言う。
“土浴び”が終え彼らが飛び去った後には、お椀大の窪みが幾つも
出来ていた。その底には土を掻き上げた足の跡が、可愛い“二の字”
模様となって残っていた。
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