2008年8月26日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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先日ミューズ会員の皆さんにはミューズ便りで「楽器の選び方ABC」をDMで送らせて頂きましたが、いろんな反響を頂きましたのでブログでもご紹介させていただきます。もともとこのブログに何回かに分けて掲載したものをコンパクトに纏めたものなんですけど・・・。

1.弾き易い楽器を選びましょう
音がしっかり出て、ネック形状も弾き易く、弦高も適正な楽器を選びましょう。つまり①鳴らし易く、②押さえ易い楽器と言う事です。逆に押さえ難く、鳴らし難い楽器ではかなか上達も難しいですし、初心者の場合は挫折もしやすくなります。
また表板は松か杉かと言いますと、一般的には10~15万円クラスまでは杉をお薦めします。松は杉に比べて硬いためこのクラスでは鳴らしにくい(鳴る楽器を作り難い)からです。弦高は低い方が弾き易いですが、標準的には12フレットに於ける6弦側で4mm、1弦側で3.5mmです(フレット上面から弦下までの距離)。ネックが反ったり、ボディー(表板)が膨らんでいると弦高が高くなり弾き難くなります。

2.出したい音が出し易く、歌い易い楽器を選びましょう!
人にはそれぞれ出したい音のイメージがあります。また歌い方もこう歌いたいというイメージがあります。その音が出し易い楽器、自分が歌い易い楽器がその人にとっては良い楽器といえます。つまり気持ちよく弾ける楽器です。
諺に「弘法筆を選ばず」と言うのがありますが、極めた人はその持ってる技術を駆使して大概の楽器で良い音を出し、上手く歌うことが出来ますが、まだ弘法の域に達していない人にはそれは出来ません。従って、自分が出したい音が出し易く歌い易い楽器を選ぶことです。
初心者でまだ曲が弾けない人も、単音をポンポンポンと弾いたり、和音をポロンポロンと鳴らして感じるものに耳を傾けてください。2つのギターを比べると、必ず何か感じるものが異なるものです。

3.自分の体に合った楽器を選びましょう!
手の大きさ、身体の大きさで弦長とボディーサイズを選ぶことが大事です。ショートスケールは鳴りが悪いと言うイメージがありますが、上手に作ってあるショートスケールギターは標準サイズと比べて遜色ないものです。
そしてショートスケールによる押さえ易さ、弾弦のし易さ(テンションが柔らかくなります)のメリットはとても大きいものです。またボディーの大きさもギターを構える姿勢に大きな影響があります。
2008年2月8日のブログにも書きましたが、身体に合ったギターの方が、しっかりした音が出て、演奏も自信のある、音楽的にも良い演奏になるんです。詳しくはブログをご覧下さい。

以上ですが、自分ひとりでは選ぶ自信がない人は、自分より上手な人や先生に一緒に行って貰うといいですね。楽器屋さんもギターについて適切なアドバイスが出来る人が居る店を選んでください。勿論、ギター専門店が一番いいですよ。ミューズの様な・・・。(笑)

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