2008年1月25日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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皆さんはピアニストでスペイン音楽のスペシャリストの上原由記音さんを覚えていらっしゃいますか?昨年7月14日にミューズでも初めてピアニストによるギターの公開レッスンを実施して頂き大好評でした。その時のブログは7月15日に掲載していますのでまだ読んでいらっしゃらない方は是非お読み下さい。

その上原由記音さんが「アルベニス・ピアノ作品集Vol.2」を出されました。と言っても上原さんのHPでは「2月7日CDショップにて発売」となっていますが・・・。ミューズではいち早くそのCDを送って頂き、今も店で聴きながら仕事をしています。(ミューズではもう販売しています)

お馴染みの濱田滋郎さんはこう評しています。「「間」のとりかた、「音色」の磨き上げと使い分け、そしてリズムの妙味。上原由記音は、アルベニスの音楽において肝要な「コンパス」(フラメンコ用語で絶妙な空気、けはいをそなえた律動の意)を身につけたピアニストであると、聴きながらつくづく思う。」
流石に上手い表現をされるものだと感心して読みましたが、上原由記音の音楽は奥が深く、雄大且つ繊細で、聴く者を包み込み、引き込んでいくと言う言葉が今の私には出てきます。確かに「間」の取り方、歌い回しは見事で、演奏者の著書「粋と情熱」と言う言葉がピッタリと当てはまる感じがします。

収められている曲は下記の通りです。
 スペインの歌
①プレリュード(アストリアス)
②オリエンタル
③椰子の木陰
④コルドバ
⑤セギディーリャス

⑥木の下で(ソルツィーコ)

 組曲「イベリア」(4巻からなる12の新しい印象)「第1巻」
⑦エボカション
⑧エル・プエルト
⑨セビーリャの聖体際

⑩雄鶏のメヌエット(ソナタ第5番第2楽章)

⑪ピアノとオーケストラのためのスペイン狂詩曲

⑫パバーナ(《12の性格的小品集》より第8番)

兎に角、ギターを弾く人ならこのアストリアスを一度聴いてみてください。上原さんの素晴らしさがきっと理解できるでしょう。




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