2008年1月13日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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1昨日の1/11(金)に熱田文化小劇場で表題のコンサートに行ってきました。
これはギターの鈴木大介さんを中心にフルートの高木綾子さん、クラリネットの亀井良信さんと言う豪華な顔ぶれによるコンサートで、とても楽しめました。

高木さんは福田進一さんともCDを出していますし、よく共演もされているのでご存知の方も多いと思います。亀井さんはフランス留学中に大介さんと知り合い、今までにも何度も共演されているクラリネットの名手。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業していきなりパリ留学し、トゥーロン国際コンクールでスペディダム賞受賞、日本木管コンクール第1位&コスモス賞受賞など輝かしい経歴を持ち、若くして現在東京芸術大学、東京音楽大学で講師を務めているという実力者です。

プログラムは、
ポンセ:「スペインのフォリア」の主題による変奏曲とフーガ(G SOLO)
マルティン:ハバナ組曲(CL+G)
ピアソラ:タンゴの歴史(FL+G)
プホール:古きよき時代のカンドンベ(FL+G)
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番、第2番、第7番(G SOLO)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア(CL+G)
マシャド:ブラジル民謡曲集よりヴィットリオ広場、サンボッサ(CL+G)
ニャタリ:ピシンギーニャ(トリオ)
     アナクレート・ジ・メデイロス(トリオ)
     シキーニャ・ゴンザーガ(トリオ)

フルートとギターは皆さんも良く聴かれているのでとても相性が合う楽器だと言うことはご存知でしょう。しかし、クラリネットとギターはあまり馴染みがありませんよね。曲もオリジナルは少ないし(マルティンのハバナ組曲はオリジナル)、殆ど聴かれたことはないのではないでしょうか?私も生で聴いたのが今回初めてでした。ややバランス的にはフルートとの方が良い様に思いましたが、クラリネットもとてもいいですね。熱田文化小劇場と言うギターにはやや広すぎで、音響的にもギターの音が遠くに聞こえる所でしたので余計そう感じたと思いますが、耳が慣れてくるとクラとギターも良いもんだと思いました。勿論、演奏が素晴らしいのは言うまでもありませんが・・・。

そしてプログラム最後のニャタリの曲は元々マンドリンの曲を大介さんが正月にホテルにこもって編曲したと言うもので、編曲も素晴らしかったですが、フルート、クラリネット、ギターの名手3人による演奏は新しいアンサンブルの楽しさを教えてくれました。今までは弦楽器とギターはよくありましたが、フルート、クラりネットとギターのアンサンブルはなかったですからね。

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