2007年3月22日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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<あれも聴きたい、これも聴きたい> 村治佳織さんがS・アブリューのギターを?

 先日セルジオ・アブリューの楽器が入荷したと山下さんがここに紹介され、私がそれを受けてアブリュー兄弟がギターデュオとして日本にデビューした時に発売になったLPを紹介したが、折りよく話題は重なるもんだなぁと思うことがあった。ちょっとした話題になると思うのでご紹介をしておきましょう。

 先日村治佳織さんのお父さんである村治昇さんと一緒にお食事をしながらうかがったお話ですが、現在佳織さんは、今年の4月から5月にかけて日本で行うアンヘル・ロメロとのデュオの練習にアメリカへ行っているとのこと。先日3月はじめ、東京王子ホールで行ったリサイタルのあと、CDの録音のためフランスへ飛び、その後アンヘル・ロメロとのリハーサルのためにアメリカへ渡ったそうですが、その際アンヘル・ロメロから楽器は沢山あるので持ってこなくて良いと言われて佳織さん、手ぶらで行ったらしい。そしてあちらに行って見せてもらった多くの楽器の中で一番気に入ったものが、なんとセルジオ・アブリューの楽器だったそうで、ひょっとしたら今回その楽器を持って帰って、4・5月のアンヘルとのデュオで使用するかも知れないとのことだった。

 先日私もミューズでセルジオ・アブリューの楽器を弾かせてもらったが、私の勝手な予想に反して、意外と甘い響きをもったとても良く鳴る楽器であった。
1月に村治佳織さんの使っているロマニリョスのうち1本を触らせてもらったことがあるが、絶対音量よりも、音の立ち上がりの素早い楽器で、軽いタッチで楽に音出しができたように思う。とても弾き易くていい楽器だと感じたが、その村治佳織さんがその楽器をさておいて選んだセルジオ・アブリューのギターとはどんな楽器なんだろうか。
村治昇さんは、「決まったわけではないけども」と言っておられたが、もし実現すればこれまた我々ファンとしては見逃せない話題となるだろう。そしてまたそれを佳織さんがどのように響かせてくれるのか、今からとても楽しみになってきた。
内生蔵 幹

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