紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むらさき、休眠からの目覚め?

2018-01-19 19:33:29 | 薬草栽培
「昨年9月中旬発芽の苗、生育停止状態から新芽の兆し」
昨年秋口から、日本むらさきの発芽を無計画に楽しんできた。
9~11月の苗は生育がストップ? 休眠状態であろうか?
温室内の故か、多くは5~6枚の本葉は緑を保ち、茎、葉の生育は不明だ。
露地栽培であれば地上部は枯れて、根元に春先の新芽を抱えているので休眠期と知れる。

春先の新芽を期待して、緑の葉をつけた茎をカットする予定だった。
しかし緑の葉を大きく広げている茎は、鋏を当てては引っ込めてしまう。



葉先が枯れ始めたとは言え、新芽があるかどうかわからない。

たまたま、培土を替える必要が生じた苗で新芽を確認する。
しかし、この緑の茎を切り落とす気にはなれない。


この緑の葉が根を育てているのだが、切れば根が茎立ちを助けなくてはなるまい。
根の生育に支障がないか気になる。いずれその内に見極めができる日が来るであろうと鋏を置く。


確認するに如かずである。根元を掘って調べてみる。
葉先が枯れていても新芽の兆しが無い苗が多い。
まだ季節が早いのだろうか? 温室故、もともと季節外れの事をしているのを忘れてしまう。
しかし、新芽が確認できた苗がある。


本葉は緑で8枚を数えるので2枚が増えている事になる。
休眠期として地上部が枯れたわけではなく本葉数も増えている。
温室の温度設定と関係があるのかも知れない。
嘗ての経験を思い出せば、春先の3月末から4月に地上部が枯れたように思う。
何もしなくも、茎が入れ替わり生育を続けたのを思い出す。

    「あれこれを わすれていきる こきなかば」
コメント
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