一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

臘八摂心(ろうはつせっしん)

2005年12月01日 | 禅・仏教
禅寺の僧堂(修行道場)では、今日から臘八摂心(ろうはつせっしん)です。

臘八摂心とは、釈尊が菩提樹の下で8日間坐禅をして悟りをひらいた故事にならって、集中的に坐禅をする期間のことをいいます。

そして、釈尊が悟りをひらかれ、仏陀になった12月8日に成道会(じょうどうえ)を厳修します。
※ただし実際に12月8日の日に成道したかについては疑わしい。

私が修行した本山では、基本的に就寝時間以外の、朝4時~夜21時まで8日間ぶっ続けで坐ります。

食事中ももちろん坐禅です。

当時は、辛さが先行して坐ることのありがたみが分かってなかったように思います。

釈尊の坐禅が2500年もの時を経て、今に伝わっているということ。

釈尊と同じ姿である「坐禅」をすることができるということ。

これだけで、有り難い気持ちが湧いてきます。

8日間は、少し意識して坐ってみようと思います。

普段はサボってばっかりですが・・・

これを機に習慣化!

そして目指すは、当寺で坐禅会を開く!できれば年内に!

頑張ります!