一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

スピッツ 「ラズベリー」

2006年11月30日 | 音楽
空の飛び方
スピッツ, 草野正宗, 笹路正徳, 土方隆行
ユニバーサルJ

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いま『空の飛び方』というスピッツのアルバムを聴いています♪

7曲目の「ラズベリー」。

この曲、かなりエッチなメタファー(隠喩)が満載です・・・

ヤバイヤバイ。

だけど、なんでこんなに爽やかなんだ・・・

しかもキュートでさえある・・・

草野くんは言葉の錬金術師。

エロスでさえも、イデアの世界へ飛翔するための手段としてしまう・・・

切なく甘酸っぱいラズベリーのようなエロス←あ、これはストロベリーか・・・




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来春には中国へ!

2006年11月30日 | 思い・お寺の活動
来年の3月には、当寺団参で中国旅行(3泊4日)に行って参ります。

もちろん道元禅師の祖蹟を参拝する予定です。

杭州から紹興へ。

紹興からバスで阿育王寺、天童寺参拝。

そしてまた杭州へ戻って市内観光。

メイン目的地となる「天童寺」は、宋に渡った道元禅師が正師如浄禅師と運命的な出会いを果たし、身命を省みずにご修行された名刹の寺です。

当寺初の海外団参旅行。

近隣のJ寺さんとの共同企画。

今からワクワクドキドキです。

いいぞいいぞ~!


いま檀家さんに送る旅行案内の手紙を三つ折りにしています♪


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もみじ

2006年11月30日 | 写真館・その他
境内のもみじが紅葉して来ました。

それにしても、今年は紅葉が遅いですよね・・・。

紅葉といえば秋じゃなかろうか・・・。

今はもう冬だし。。。

地球が心配です・・・


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AORの爽やかな風 ボビー・コールドウェル

2006年11月29日 | 音楽
What You Won`t Do for Love
Bobby Caldwell
Sin-Drome

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AORと言うジャンルはご存知だろうか。

このAOR、70年代後半から、80年代前半、日本の大学生の間でも多いにもてはやされた。

日本で人気を博した代表的なアーティストには、ボズ・スキャッグスと、このボビー・コールドウェルが挙げられるだろう。

クール、爽やか、切なげ、スタイリッシュ、そしてムーディ・・・

都市感覚溢れる、クールな大人のアメリカをテーマにしたような音楽である。

先述のボズの方が、アクティブでパワフルな感じ。

ボビーは、あくまでしっとりと歌い上げる。

彼の黒人風の歌い方は、ソウルにも通じるかもしれない・・・。

一枚は聴いておいて損はないと思う。

このイブニング・スキャンダルは、そんな一枚に入れていいアルバム。

照明を少し落とした部屋で、ウィスキー(バーボンがオススメ)を傾けながら聴くのにピッタリじゃなかろうか。

ちょっと浸れる・・・いわゆる癒し系に近い。

ちなみに、私の好きな、稲垣潤一、徳永英明もAORの流れを汲んでいるような気がする。


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サウナ三昧

2006年11月28日 | 休憩
今夜はスーパー銭湯に行って来ます。

どうも疲れが凝り固まっているようなので。

ゆっくりお風呂に入って体をフニャフニャにしようかと。

マッサージをするかどうかはまだ検討中です(ぜいたくだしね)。

とりあえず、サウナにはたっぷり入って来ます。

サウナ・水風呂・サウナ・水風呂・サウナ・・・・この繰り返しを続けていると手軽にナチュラルハイになれます。

脳みそがリセットされるような感覚。

ちなみに当地の近隣にはスーパー銭湯が2軒もあります。

ありがたやありがたや。

今日はどっちにしようかな・・・


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禁煙8ヶ月

2006年11月28日 | 禁煙
というわけで禁煙8ヶ月達成です。
もう余裕・・・かと言えば、最近妙に喫煙衝動を感じることもあり、少し戸惑い気味です。
きっと今月は、行事やら、大役やら、さらにははじめてのことが多かったからかもしれません。

法事も多かったし、葬儀も二軒あった。
坐禅会、開山忌、シンポジウム、写経会、講演デビューなどなど。
なかなか、頑張った月でした。

もちろん、これから先、吸う気もないし、吸ったらおしまいだってことはよ~く分かってます。

ここまで身心ともに健康になれたのは、やはり禁煙のおかげ。
ただ、なかなか体重が戻らないのが玉に瑕ですが・・・
ご飯もお酒もおいしくて。

なんとか減量の方も成功させたいと思います。

<追記>てっきり禁煙9ヶ月だと思っていたら、まだ8ヶ月でした。
    表題の禁煙9ヶ月を8ヶ月に訂正します。

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何度でも再読しよう 『生きる自信の心理学』

2006年11月27日 | 
生きる自信の心理学―コスモス・セラピー入門

PHP研究所

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なんだかんだと最近レクチャーの方はすっかりご無沙汰しているが、昨年来より著者の岡野先生から親しく教えを受けている。

私の場合、岡野先生とのはじめての出会いは本書になる。
その頃は、公私共に溜息の付くことばかりだったのだが・・・そんな折、何気なく、書店で手に取ったのが本書だった。
「岡野守也」という名前はそれまでも唯識を研究している人というくらいの認識で知ってはいたが、正直、現代人の心にも通用するような心理学を語る人だとは思っていなかったのだ。

しかし、本書を読み進めるうちに「おっ!これは使えるんじゃないか!(自分の心にも、人の心にも)」という強い予感がしてきた。
さらには、中盤以降から、ご先祖様とか、ビッグバンやら、宇宙の歴史とか、話が途方もないスケールにまで広がっていく・・・だが、だからと言って突拍子もない荒唐無稽な話かと言えば、まったく逆で、現代宇宙科学の研究成果に則ってきわめて論理的に持論を展開していく。
まず、とにかく宇宙スケールで心理学が語られていることに衝撃を受けた。
同時に「ここで言っていることは納得できるし、読んでるだけでも爽やかな気持ちになってくるなぁ・・・」と、そんなことを思いながら読んだ。
そして何よりも、心の問題に苦しんでいる人をどうにかして救ってあげたい!、現代という心の病をどうにかして治したい!という著者の情熱が、穏やかな調子の文脈であるにも関わらず、なぜかビンビンに感じられてならなかった。

つまり「ちょっと信じられないけど、この人、本気なのかもしれない」。
「本気でどうにかしようと思っているのかもしれない・・・」。

これが私にとっては一番大きかった。
だから思い切って岡野先生が主宰する宿泊ワークショップにも参加しようと思い立ったのかもしれない。
つまり実際に会って、人となりを確かめるために。
そうしてはじめて、その人とその人の語る内容が信頼できると思ったからである。
会うまでは少し警戒心もあったかもしれない。

実際、お会いしてみて。
呆気に取られてしまうほど文章からイメージされた通りの方だった。
「あ、確かに本気だったんだ・・・」。
「しかも、ハッタリじゃなくて本当に揺るぎない自信を持っているようだ・・・」
「生き方がかっこいい・・・もしや菩薩?」
先生には失礼だが、やはりワークショップに参加し実際にお会いしてはじめて本書で述べられていたことが信頼できたように思う。


あまりに未熟な私であるが、どうやら、この人生では人に教えを説く役目を与えられているらしい。
どこまで、宇宙(仏、天、神・・・)に期待されているか分からないがやってみよう。
少しでも人の心を安んじる役に立てれば。

そのためには、同時に自分の自信を揺るぎないものにしていくこと。
いきなりは無理だ。
少しづつ少しづつ着実に歩むのだ。

そして実際に歩んでいる自分がいる。

そのために、何度でも再読しよう『生きる自信の心理学』。


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甘き憂い ゲーテ

2006年11月26日 | 
 
 甘き憂い

憂いよ、去れ!――ああ、されど、死すべき人間なれば、
生ある限り、憂いは去らず。
避けがたきものとあらば、来たれ、愛の憂いよ、
他の憂いを追いて、なんじひとりわが胸を領せよ!

『ゲーテ詩集 新潮文庫』


凡夫のみならず、この娑婆世界(人間界)にいる限りは、たとえ菩薩であっても心の憂いが晴れることはない・・・。

一切衆生を救い尽くすまで菩薩は憂いを抱いてやまないのだから。

それを「大悲」と言う。

「他の憂いを追いて、なんじひとりわが胸を領せよ!」

ゲーテが言う愛の憂いとは、世俗的な色恋の憂いを含んで包摂した、人と人が交わることの根源にある憂いに違いない。

それは、この上なく甘き憂い。

胸に満たされる愛の憂い。

だが、詩人と違うのは、菩薩はいつまでも甘い感傷には浸っていないのだ、きっと。

<追記>
良寛さんの憂いについて書いた過去記事があったので張っておきます。
「君看よや双眼の色 語らざれば憂いなきに似たり」


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無財の七施+α・・・その二、和顔施(わげんせ)

2006年11月25日 | 禅・仏教
無財の七施その二、和顔施について。

最近『人は見た目が9割』という本が流行ったが、確かに顔の印象が人に与える影響力はとても大きいと思う。

とは言え、それは顔の作りの良し悪しよりも、顔の表情の豊かさの度合いで決まるように思われてならない。

おそらく人間ほど、顔の表情から視覚的な情報を読み取る動物もいないのではないだろうか。

第一印象という言葉がある。

これは絶対にあなどれないと思う。

パッと出会ったときに、自分がどんな顔をしているか?

そこで、その人の印象や評価は、9割とは言わないまでも、7割は決まってしまうのではないだろうか(根拠はないが)。

もし、苦虫を噛み潰したようなブスッとした顔をしていれば、あとあと評価を上げるにはよほどの努力が必要であろう。

だが、初対面でにこやかな自然な笑顔をしていれば、その人へのよい印象はその後も滅多なことでは変わらない。

と、ここまでは功利的な損得の話である。

和顔。

人に和やかな自然な笑顔を向けられると、こちらの気分がよくなる。

そして自分もまた相手に笑顔で返したくなる、もしくは自然に返している。

これを微笑返しと言うのだろう。

笑顔の循環運動。

愛の和(輪)が広がる。

笑顔の力ははかり知れない。


たまに通勤時間帯の電車に乗って感じるのは、ほとんどの人の顔に生気が感じられないということ・・・。

まさに不幸顔の連鎖が広がっているような・・・活き活きとしていることは罪にでもされそうな雰囲気。

みんな仕事で疲れきっているのかもしれない。

それは私も同じ。同情もする。

でも、人間は顔を作る努力をすることも必要なのではないだろうか。

自分の顔には責任を持ちたいものだ。

たった一度の人生だから。


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板橋禅師の言葉――2

2006年11月23日 | 禅・仏教
『くよくよ考えないために、どうしたらいいか。
いやなときも「ありがとさん」。
いいときも「ありがとさん」。
1000回やるつもりでやってみてください。』

板橋禅師は、日頃から「ありがとう、ありがとさん、ありがとさん」と口ずさんでいると言う。

『そして、それはいま息づいている、いま生かされ、生きている「いのち」に納得することでもあります。』

『いま息している不思議さ、いまお腹がすいている事実、いま癇に障っている出会い、一刻一刻の出会い、その場その場での事実。
そういった出会いの確認のために、「ありがとう、ありがとさん」を口ずさんでいるだけです。 』

ここで板橋禅師は、刹那刹那、いまぎり、ここぎり、自己ぎりの厳然とした事実を把捉するということを説いているのだろうか。

漫然とボンヤリと生きていては、「いま」は逃げ去ってしまう。

「生」は私と疎遠になってしまう。

きっと世の中そんな人生ばかりだ・・・私もまた。

生ナマ生々々々・・・の「生(せい)」を生きること。

一瞬一瞬の生き生きとした生、言い換えれば「出会い」が、間髪を入れない「ありがとう、ありがとさん、ありがとさん」というマントラによって現成するのかもしれない。

板橋禅師が述べているように、それは「なんまんだーなんまんだー」、「なむみょうほうれんげきょう」でも、「なむだいすへんじょうこんごう」でもいいのだろう。

当然「主よ!」でも構わないはずだ。


引用箇所『坐りませんか 板橋興宗 <PHP研究所>』より


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