一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

『ローマ人の物語』塩野七生

2013年10月14日 | 
今日は法事もなかったので、読書三昧しました。

相変わらず塩野七生さんの『ローマ人の物語』にハマっています。

現在20巻目。

しかし、塩野さんの書くローマ人だから生き生きしているのか、

ローマ人自体が生き生きしていたのか・・・

それまで抱いていた古代ローマという国、ローマ皇帝へのイメージが一変!!

いまティベリウス→カリグラ→クラウディウスまで来ました。

皇帝ティベリウスがまた渋いんだよな~(〃∇〃)

愚直で不器用で内向的だけど、使命感、責任感の塊のような男なんです・・・。

彼に限らず多くのローマ皇帝はストア学派の影響を受けていたようです。

ローマ皇帝はじめ、古代ローマの優れた政治家には、意外にも自分の私利私欲には淡白な人が多い!

公(おおやけ)のために生き、公のために死すといった・・・

とりあえず、カエサル、アウグストゥス、ティベリウスは鉄板です!!かっこよすぎる(*ノ▽ノ)

憧れのアウレリウスの巻まではまだまだだ~(>_<)

『AKB48論』小林よしのり

2013年10月04日 | 


小林よしのり氏のAKB48グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48)への惜しみない愛が溢れて止まらない、かなりガチで熱のこもった作品。

氏はつねにガチな人であり、決して御用学者、御用漫画家ではありません。

氏のAKBやアイドルに対する考え方にもおおむね共感できました。

若い子に限らず、ちびっ子からお年寄りファンまで、かくもAKBが熱狂的に愛されるのはなぜか?その理由がここに示されています。

また、AKBの恋愛禁止条例、握手会のあり方、CD大量購入へのアンチの批判について、一つ一つ真っ向から論駁していく姿勢には溜飲の下がる思いがしました。

また、AKBの人気が上がっていくのとは反対に、一時あれだけ注目を集めた韓国のアイドルユニットが軒並み衰退していったのはなぜかについても触れられています。

AKBが結成されてまもなく8年!

AKBは宝塚のような日本を代表するエンターテインメントとして定着するかどうか、前田敦子はじめ、有名メンバーが次々と辞めていった今、これからが試金石でしょう。

AKBが出てきてから音楽番組がつまらなくなったという声を聞きますが、果たしてそうでしょうか?

むしろその前から、リズムやノリばかりでハートに訴えてくるような歌手やグループが少なくなってきたように思います。

現在、AKB全体で700曲くらいの数の曲があります。
ヘビロテとかポニシュシュとか、みなさんが知っているシングル曲はその中のごく一部に過ぎません!まさに宝の山です!

胸がキュンとなるような曲、切なくて涙が流れてしまう曲、優しさで心が満たされる曲、などなどAKBには感動する曲がたくさんあります

それだけ奥の深いAKB。

本書をきっかけにちょっとでもAKBに興味を持ってくれたら幸いです。

この一大ムーブメントを理解できない人には現代日本社会は語れないはず!