一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

でかっ・・・大香炉のお目見え。

2006年10月30日 | 思い・お寺の活動
本堂中央の大香炉が翠雲堂(仏具屋)から運ばれて来ました。

カタログの中では二番目に大きいサイズ。

胴張り1.2尺(36センチ)。

全高は60センチ以上。

写真だと分かりづらいのですが、とにかくデカイ・・・

これだけ大きければ大天香(特大線香)をさしてもビクともしないでしょう。

体積はこれまで置いていた香炉の約10倍。

そのせいか、置いてすぐはかなりの違和感・・・。

でもしばらくして目が慣れて本堂の大きさと調和してきました。

翠雲堂外商のM氏も、「お堂が大きいから香炉もこのくらい大きい方がいいですよ」とのこと(ま、営業トークもあるだろうけど・・・)。


施主は元筆頭総代のH氏。

お祖母さんの葬儀のお布施をたくさん頂いたので仏具寄付に回させていただきました。

誠に有り難いことです。


ただ少し気になるのは、あまりにも香炉が大きいので、今度は脇の燭台と常花(金色の蓮の花)との大きさのバランスがちぐはぐになってしまったこと。

ま、これは次に燭台と常花のお施主さんがつくまでは仕方がないでしょう・・・何年先のことやら。

住職の物欲も肥大する一方・・・

ただ、なぜか私の代になり、みなさんが積極的にお寺の什物を寄付してくださるようになりました。

もしかしたら営業上手?

いずれにしても有り難いことです。


ちなみにこれまでお世話になった香炉は、開山堂中央に移動しました。

これまた開山堂の広さと香炉の大きさとの調和がドンピシャリ。


余談ですが、この大香炉の値段は福沢諭吉翁100人分です(勉強してもらって)。

仏具って、めっちゃ高いです・・・


香炉くんよ、これから末永くお寺を見守っておくれ。。。


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生き方の継承

2006年10月29日 | 思い・お寺の活動
今日は末寺の教区寺院K院において、先住様の17回忌法要があった。

私が当地に来たのは8年前なので、生前の先住様とは接したことがない。

だが当寺の先代の奥さんや、周囲の方々の話によると、とにかく困った人がいると手助けせずにはおれない方だったと聞いていた。

そして、その生き方は、後継の堂頭様(現住職のこと)に見事に引き継がれている。

先住さまの器の水は余すことなく現住さまの器に移されたようだ。

師もまた、困った人の世話を焼かずにはおれない方である。

それも、助けていただいているこちらが舌を巻いてしまうほど、とことんまで面倒を見てくださる。

私も何度も助けていただいた。

禅や仏教の哲学的な論議に熱くなるより先に、自己の生き方を問わなければなるまい。

語る言葉がなければ、行動で示せばいい。

いやむしろ、語るより先に行動である。

生き方の継承とは、比喩的に言えば「全身心を通した後姿の継承」と言えるかもしれない。


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とびっきり!

2006年10月29日 | 思い・日常
嬉しいことがあった!

やった!

共時性、そう、シンクロニシティ・・・

つまり、努力は必ず報われる。

大事に、大事に、つねに思いやりとともに。

この四葉のクローバーをあげる。

前を向いて行こう。

明るいほうへ

明るいほうへ

・・・

いざ行こう。

陽だまりにそよ風が吹くエヴァーグリーンの場所に。


禁煙7ヶ月

2006年10月28日 | 禁煙
7ヶ月達成です。

一本だけおばけもほとんど出てこなくなりました。

体力が戻ったことを実感します。

後は体重をもどさなきゃ・・・

こっちは一進一退が続いています。


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ツワブキ

2006年10月27日 | 写真館・花(境内)
境内に咲いたツワブキの花。

鮮やかなレモンイエロー。

茶系で落ち着いた秋の景色に彩りを加えます。

余談ですが、調理法次第でツワブキも食せるとのこと。

味はやはりフキに似ているのでしょうか・・・

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好きな小説(または個人的にオススメな小説) パートⅠ

2006年10月26日 | 
う~ブログネタに詰まりました。

そこでジャンルを問わず好きな小説を挙げてみたいと思います。

共感するところがあれば幸いです。

本棚を眺めてランダムに挙げました。


・『深夜特急1~6巻』沢木耕太郎<新潮文庫>
  バックパッカーのバイブル。
  香港からロンドンまでの貧乏バス旅行記。
  旅への焦燥感と虚無的人生観がないまぜになった著者の心情が描かれています。
  旅先で廃人になるかどうかは、ひとえに精神力にかかっているのでしょう。
  旅行記というよりは、ひとつの文学作品。
  この本に影響されて旅に出てしまったらある意味危険です・・・。
  でも、無性に旅したくなるかも・・・。
  面白くて一気に読めます。

・『砂の女』安部公房 <新潮文庫>
  主人公とともにアリ地獄の世界に陥ります。
  はまると、頭はずっとクラクラしっぱなし。。。
  女が、怖いぃ~。
  映画も必見です。岸田京子の怪演ぶり・・・こわ~。。。
  さあ!モデルになった鳥取砂丘へゴー!(行ったことありません) 


・『ノーライフキング』いとうせいこう<新潮社>
  20年近くも前の作品ですが、デジタル、バーチャル世代の少年の精神構造を予見しています。
  ゲームと現実の境界線が曖昧になる・・・。
  噂が噂を呼び、虚妄は現実に変わるのか・・・読者もいつの間にか、ゲームの世界に入り込んでしまいます。


・『緋い記憶』高橋克彦<文春文庫>
  記憶をテーマにしたサイコホラーの傑作短編集。
  最後の落ちで、恐怖のどん底まで突き落とします。
  ひぇ~~こうぇ~
  改めて幽霊より人間の心の方が怖いと思いました。


・『血と骨 上・下』梁石日<幻冬舎文庫>
  たけし主演で映画化もされました。
  鬼神をも震え上がらせるようなひとりの在日朝鮮人男性の破壊的な生き様を、これでもかというくらい冷徹に描写しています。
  実話に基づいているということ。
  まるで、モンスター。
  戦前の在日社会特有のディープな闇の部分とソウルフルな人情味が絡み合うことで、いっそう主人公のグロテスクさを際立たせています。
  バイオレンスの極みここにあり。 
  映画は観てませんが、確かに狂気という点では、たけしが演じるにやぶさかでありませんが、いかんせん体格的な迫力が圧倒的に欠けるのではないでしょうか・・・
  と言っても、演技力のあるコワモテの大男がほかに思い浮かばないんですが・・・


・『塩狩峠』三浦綾子<新潮文庫>
  実話に基づく、あるクリスチャン青年の生涯。
  クライマックス、青年は己の命を投げ出して列車事故から乗客を救出する。
  生前、青年は、「愛の権化」と言われていた。
  真実に生きるとは何か。
  真実の愛に生きるとは何か。
  問いが胸に突き刺さる。 


・『壬生義士伝』浅田次郎<文春文庫>
  新撰組義士、吉村貫一郎の物語。
  南部藩を脱藩して、新撰組に入隊した剣の達人、吉村貫一郎。
  一見お人よしで、能天気、いわゆる昼行灯、それでいてケチ。
  だが一皮剥けば、燃えるような志を持つ、真の武士、誠のもののふ。
  男の本当の優しさ、人が真っ直ぐに生きるということはどういうことかが、貫一郎の生き方を通して描かれます。
 「愚直」とは、なんて美しい生き方でしょうか・・・
  私は7回泣きました・・・(泣きすぎ?)。あなたは・・・?
  いかにも男らしいという人ではなく、こういう人に私はなりたいと思う。。。
  誰か一緒に盛岡(南部藩)行きませんか・・・
  泣きたい人には一押しの小説です。


次回パートⅡへと続く。


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デロンギオイルヒーター

2006年10月25日 | 休憩
冬に備え、前から欲しかったデロンギ社(伊)のオイルヒーター(新X字型フィン)を購入しました。

まだ試してませんが・・・

温かさがマイルド、空気の乾燥が少ない、空気が汚れない、火事の心配がない、回収再資源システムを導入している、などいろんな利点があるようです。

温風ヒーターのように急速に温まることはないけれど、お日さまのような輻射熱でジワジワ、ホンワカと温かくなる。

なんでも、デロンギ社のコンセプトは暖めるというよりは、寒くない状態を保つということらしいです。

いかにも体に優しそうです。

いつか全室デロンギのオイルヒーターに移行できたら・・・

秘かな願望です。


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三匹の構図 Ⅱ

2006年10月25日 | 写真館・うちのわんこ
また珍しく三匹並んで寝ていたので撮ってみました。

今度はメリ(中央)もリラックスしているようです。

みんなてんでんバラバラな向きで寝ています。

飼ってみて分かったことですが、犬は一日の大半を寝て過ごしています。

眠りは浅いようですが・・・

たまにうらやましくなります。。。

眠るの大好きなので・・・

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「のだめカンタービレ」を観ました

2006年10月24日 | 休憩
昨晩、たまたまテレビでやっていた、『のだめカンタービレ』なるドラマを観ました。

原作の漫画の存在は知っていました。

内容は、音大生のキャンパスライフをめぐる物語。

これが面白かった~♪

音大生の世界ってやっぱり特殊なんですね。

個性的なキャラの勢ぞろい。

昔から楽器が弾ける人には憧れがあります。

いまどきのかっこした若者が、流麗にクラシック音楽を奏でる姿は確かにかっこいい。

しかも番組では個人的に大好きな、ベートーベンのスプリングのソナタ(ヴァイオリン・ソナタ)を演奏していてシビレまくりました・・・

キャスティングもいいです。

主人公の「のだめ」演じる上野樹里は、超天然キャラの憎めないピアノ娘。
瑛太は、ヤンチャさ加減が笑えるロック系ヴァイオリニストの青年。
玉木宏は、プライド高くてクールだけど優しい指揮者志望の音大のアイドル。

それぞれにいい味出して熱演してます。

登場人物たちのコミカルな演技にはかなり笑えました。

テレビは最近とんとご無沙汰でしたが、このドラマは観てみようと思います。


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整理整頓(カオスからコスモスへ)

2006年10月23日 | 思い・日常
最近、仕事を処理するのが早くなってきた。

きっと整理整頓ができているからだろう。

デスクの上に書類が積み重なっていない。

余計なものが置かれていない。

事務所内のレイアウトもスッキリしている。


こうなってくると、事務所にいることが苦痛でなくなる。

思考もクリアになってくる(気がするだけ?)。


ふだんから意識して片付けていないと物はすぐたまる。

物がたまると、何をするに付け時間がかかる。

普段からこまめに片付けていれば、物を探すこともなくなり、かえって時間の節約になる。


乱雑な状態を改善するには思い切りが必要である。

「えいっ!やるぞっ!」という決断がいる。

また、整理整頓には頭も使う。

創造力も、想像力も大切。


以前はひどい状態だった。

だが毎日少しづつ、場所を決めて整理整頓を進めている。

自分の周りがキレイになると生活に張り合いが出てくる。

それは、自分(の周り)が「カオス(混沌)」から「コスモス(秩序)」へ進化しているということなのかもしれない。

つまり、整理整頓は、宇宙をカオスからコスモスへと進化させる営為であるということ。

なんて思うと、イメージは膨らみ壮大な気分になる。

いささか妄想的ではあるが・・・


ともあれ、これからも整理整頓を心がけていこう!


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