一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

とりあえずの総括と来年の目標

2008年12月27日 | Weblog
年の瀬も迫って慌しくなってきましたね。
今年もあっという間に過ぎ去っていきました・・・。
きっと時間の過ごし方に問題があるのかもしれません。
これはあくまで感覚的な言い方ですが、一瞬一瞬が濃厚であればあるほど、時間はゆるやかに流れるような気がするのです・・・。
来年はそのことに注意してみようと思います。
さて、少し早いですが簡単に今年一年の総括と、来年の目標を書いてみたいと思います。
今年一年を振り返りますと、まあそれなりに努力した面もあるし、楽に走ってしまった面もありました。


<坐禅について>

暁天坐禅(朝の坐禅)を相変わらず継続しています。
毎朝坐り続けて2年以上が経ちました。
毎朝の坐禅には2~3人、月一回の坐禅会には7~8名ほど集まります。
坐禅会を始めた頃に比べるとだいぶ少なくなりましたが、ある意味メンバーが固定されてきたのかもしれません。
一般の人にとって坐禅はなかなか続くものではないですね。

坐禅会では、簡単な法話(主に禅に関する話)を10分くらいしています。
これも自分にとってはいい勉強。
ただ、今年はインプットを怠っていたので、もともと心もとない引き出しが寂しくなってまいりました。
来年はしっかり学びたいと思います。

今年はほとんど風邪もひかず、体調を崩して坐禅を休んだ日はありませんでした。
休んだのは、研修や旅行で寺を留守にした日だけ。
両手の数を超えません。
朝課も引き続き勤めるのでお勤めをサボることもなくなりました。
つくづく、毎朝人が坐りに来てくれることの有難さを感じます。
宗門でよくいう「大衆の威神力」ですね。
私のような意志の弱い人間は一人では決して続けられないでしょう。
毎朝の「坐禅→朝参→朝課→室内看経」が自分の中で、一連の流れになってまいりました。
坐禅も当初に比べると格段に深まってきたように思います。
深まるコツのようなものを体で覚えつつあるというか・・・
いい坐禅をした日は毎朝、生まれ変わったような感じになります。
もちろん、雑念だらけで終わってしまったり、二日酔い明けにフラフラになって坐禅する日もありますが、それも一時の坐禅には違いありません。
やはり坐禅は続けることにもひとつの意味があるのだと思います(それだけではないでしょうが)。
来年の課題は、できるだけ夜坐もすること。
10分でも20分でも就寝前に坐るようにしたいと思います。
夜坐をした日の寝つきはとてもいいですしね。


<写経会>

月1回の写経会もだいたい15名前後の人が集まるようになりました。
私の方は年間通して3分の1くらいしか参加できませんが、毎回必ず般若心経を参加者と一緒にあげるようにしています。


<旅行会>
今年も檀家さんとともに、3月にタイの仏跡参拝(3泊4日)、11月下旬に永平寺参拝(2泊3日)に行って来ました。
タイはよかった~♪
来年もどこかに行こうと思います♪
やっぱ台湾?^^


<正法眼蔵看読>

今年中に全巻の読了を目指しましたがダメでした。
結局、岩波の1巻を読みきっただけ・・・
現在2巻目の途中。
来年は達成できるか。
とりあえず来年も目標として正法眼蔵の全巻朗読を掲げようと思います。


<幼稚園>

少し主任に任せすぎのような気が・・・。
もう少し主体的に幼稚園の活動に関わっていかなければ。
子どもたちの名前も覚えきれなくなってきました。
人数が多いこともありますが(220名)、子どもとかかわる時間が少ないような気がします。忙しいと言うこともありますが・・・。
3学期は子どもと過ごす時間を増やそう。

園舎は今春に全面改装したため、見違えるように綺麗になりました。
勝手にわが園舎はスペイン風だな~と、ニヤついています^^


<岡野守也先生の講座>

岡野守也先生のもと、月2回の講座に参加しています。
仏教や禅のみならず、論理療法を中心にした心理療法について、ほかにも、フランクルの思想、聖徳太子の十七条憲法、環境問題とそれに因んだスウェーデンの政治システム、そして先生の提唱する「つながりコスモロジー」について・・・などなど多岐にわたって学んでいます。
羅列するとバラバラのように見えますが、これらが有機的につながっていくんです。
一生、学びは尽きることがありません。
ただ今年は学びの方が少し足りなかったかなと反省しています。


<台湾>

これは完全に個人的な趣味ですが、相変わらず「台湾」についてはハマりまくっています・・・。
昨年の年末に1回、今年は8月下旬に行って来ました。
現地では毎日、台湾の友達が案内してくれます。
台湾の何が好き?って全部としか言えない・・・
料理?食べ物?街の雰囲気?台湾ポップス♪?
どれも最高ですが、
やっぱり一番は「ひと」なんじゃないかって思います。
台湾人は実に親切であったかい人が多いです・・・
ちなみに最近、周りから「あいつ台湾に愛人がいるんじゃないか?」って言われていますが、ホントいませんからっ!念のため^^;
日本以外の国でこんなに好きになったのは台湾が初めてです。
mixiで私が主宰をしている台湾好きのコミュニティー参加者600人を超えました。
来年は1000人を目指します。
これからもたくさんの台湾人や、台湾好きの日本人との出会いがありますように・・・。
また、こうした活動が微力ながらも日台友好につながっていきますように。


<中国語>

台湾人とコミュニケーションを取るためには大きく2通りの方法があります。
ひとつは中国語。
もうひとつは台湾語。

英語も日本人よりも流暢に話せる人が多いし、
日本語も日本統治時代に日本語教育を受けたお年寄りや、
日本好きの若者(本当に多い!)たちなど話せる人がたくさんいますが、
やはり現地の言葉で話せたらもっと楽しいに決まっています。

中国語は、戦後日本が台湾から撤退した後、蒋介石率いる国民党軍が独裁政権をとり台湾の國語として定めて以来普及しています。
台湾國語(中国語)は、中国(大陸)の北京方言を基にした中国語と大きな違いはありませんが、少し表現の仕方が異なったり、中国と違って巻き舌音がなかったりします。
中国の中国語よりも比較的聞き取りやすいです。

台湾語(ミンナン語とも言う)は、台湾人の8割以上で使用されている福建省の方言にルーツをもつ言語です。
国民党政権によって公共の場での使用を禁じられていましたが(家庭内で使われていた)、李登輝氏以来の民主化政策によって、一気に台湾語運動が高まりを見せました。
また台湾人アイデンティティー確立にも大きな役割を果たしています。
音の響きは中国語とはまったく違い、まったく別の言語に聞こえます。
パワフルであったかくて素朴、まさに台湾人の国民性を象徴しているような響きです。

台湾語も勉強してみたいのはやまやまですが、まずは学びやすい中国語を勉強します。中国語を習得すれば、台湾人だけじゃなく大陸の中国人ともコミュニケーションが取れますからね。
中国人も個々に接してみると気さくでいい方が多いです。

来年の目標は中国語検定3級に合格すること。
また、日常会話くらいならなんとか話せるようになりたい・・・。
そして3年後にはほとんど不自由なく読み書き、話せるようになりたい!
勉強あるのみ!


<ダイエット>

今年の6月頃にダイエット宣言してから、一番重いときよりも4キロ減りましたが、まだまだ重いです・・・。
忘年会シーズンに突入して1.5キロも太ってしまいました><
あと10キロは減らさなければ。
来年は10キロ減量。
体脂肪率も10%前半を目指そう!


<規則正しい生活>

夜更かしが多いので生活を見直します。
来年もわが一生の課題「自律」をテーマに精進します!
南無フランクリン菩薩・・・。


<結婚>

まあ、これはご縁でしょう・・・。
いい人に出会えますように!


以上、仕事は山積みですが、今年1年の総括と来年の目標、抱負について書き連ねました。
来年はもっといい年になりますように。
いや、精進していい年にしよう!!


中国語習得への道

2008年12月13日 | 思い・日常
中国語の勉強をはじめて、かれこれ1年くらい・・・

途中何度かサボりましたが、なんとか試験にも合格してきました

2007.11 中国語検定準4級合格!

2008.6   〃    4級合格!

こないだの3級試験は落ちちゃいましたけど・・・

最近は中国人の先生(綺麗な女性)についてレッスンも始めました
とはいえ、レッスンはあくまでも発音修正と度胸をつけるためのもの。
日ごろの地味な学習が必要なのは言うまでもありません
ほんとは台湾式で学びたいけど、日本に普及しているのは大陸式だから仕方がないですね
もっとも、大陸式も台湾式もそれほど大きな差異はありません。
大陸式の主な特徴は巻き舌の発音が顕著なこと。単語もしばしばアル化(巻き舌化)します。

あと最近ハマっているのが台湾ドラマ
吹き替えなし中国語字幕(繁体字)で観ています。
これが実に面白い
聞き取れる会話も少しずつ増えてきて、ようやく中国語が面白くなってきた気がします

これからも地道に着実に中国語の勉強を継続して行こうと思います。

わが宗祖道元禅師も中国語は堪能だったんでしょうね
せめて中国語だけでも、道元禅師のレベルと同じくらいになりたいな
なんてアホなことを考えたりしています

お餅つき

2008年12月13日 | Weblog
今日は幼稚園のお餅つきでした。

お寺に年季の入った臼(うす)と杵(きね)、蒸篭(せいろ)があるので、薪を燃やしてもち米から炊き上げます。

近年は日本でも昔のようにお餅つきをしなくなってきていますが、こうした日本の伝統行事は次世代に引き継いでいきたいものですね。

お手伝いのお父さん、お母さんたちも多数来てくれました。

お父さんたちは餅つき担当。
いささか慣れない手つきですが、それでもお餅はちゃんと搗き上がりました。

お母さんたちは味付け担当。
つきあがったお餅をちぎって、黄な粉餅と、海苔しょう油餅を作ってくれました。

ちなみに私は蒸篭の火の係りです^^

つきたてのお餅は美味しい~
サトウの切り餅よりうまいです!

子どもたちも食べるわ食べるわ^^;
中には30個以上食べるつわものもいました
まあ一口サイズなんですが、それにしてもすごい食欲

最近忙しくてなかなか幼稚園に行けなかったのですが、今日は久しぶりに子どもとゆっくり過ごすことができました