一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

世界禁煙デーに思う

2006年05月31日 | 禁煙
6月1日の投稿ですが、昨日、5月31日は「世界禁煙デー」だったそうですね。

しかし、不思議に思うのは、これだけ健康に悪影響を及ぼすことが顕著なタバコが、どうして世界から根絶されないのでしょうか・・・。

タバコ産業保護のため?

禁煙したくない喫煙者のため?

国家のタバコ税収入のため?


つい最近まで吸っていたので、偉そうなことを言う資格はありませんが、タバコ産業に従事する人たちは、自分の仕事に誇りを持つことができるのでしょうか。

甚大な健康被害は言うに及ばず、タバコは強力な中毒性を持つ麻薬です。

周囲の喫煙者たちのほとんどが心では禁煙したいのにやめられないでいるのです。

なかには、相変わらずの常套句「国に税金(タバコ税)払っているんだから文句は言わせないよ」とのたまう者もいますが、それは見当違いの言い訳です(厳密に言えば、タバコ税は地方に入る)。

一昔前は、国家もそう考えていました。

吸えば吸うほど財政が潤うと・・・。

木を見て森を見ず。

今では、喫煙することによって罹患するさまざまな疾病にかかる医療費(国家支出)の方が、タバコ税による収入を大きく上回ることが明らかになりました。

いまや喫煙者は国の厄介者と言えましょう。

だからこそ、今年の4月より禁煙外来の医療費が保険適用になったのです。

つまり国は、国家予算を使ってでも、国民にタバコをやめさせたい考えです。

ズバリ、もう、タバコを吸う時代は終わったのだと思います。

だのに日本の若年層や、女性の喫煙率は上昇しているという。

暗澹たる気持ちになります。

私自身のタバコを吸っていた過去は否定しませんが、若い頃タバコを吸っていなかったら、きっと、もっと健康的に生き生きとして楽しかっただろうなと思います。

世界禁煙デーにちなんで、このブログメッセージが、微力であっても禁煙の輪を広げることにつながれば幸いです。

レッツ禁煙、断煙、絶煙、離煙・・・卒煙。

ともにクリーンな世界へ。

意外に禁煙は楽しいですよ♪

いつか当寺で禁煙セミナーを開くのが夢です。

ダイエット合宿も兼ねて宿泊研修もありかも・・・なんて。

金輪際吸うものか・・・。

ま、MUST化はなしで行くけど。


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純情きらり

2006年05月30日 | 休憩
当寺に来て、家族と暮らすようになってから、朝のNHK連続テレビ小説を観るのが日課になっている。

だいたい8時頃、お勝手に集合して朝ご飯を食べながら、8:15~8:30までのドラマを観る。

過去に観た作品は「まんてん」「こころ」「てるてる家族」「天花」「わかば」「ファイト」「風のハルカ」の順になる。

そして、いま放映しているのが、「純情きらり」。

戦前・戦中・戦後の時代を生きる一家の物語になりそうだ。

愛知県岡崎市が舞台である。

現在、主人公のヒロイン(桜子)は音楽家を目指し上京中。

さて、この「純情きらり」だが、いままで私が観たNHKテレビ小説の中では、飛びぬけて面白い。

テンポのいい話の展開に目が離せない。

つまり脚本がいい。

またキャスティングは、主人公の桜子を演じる宮崎あおいの好演&チャーミングなとろける笑顔の魅力もさることながら、周りのベテラン俳優陣の演技が素晴らしい
とくに、父親役の三浦友和、書生役の劇団ひとり(本業コメディアン)、最近では画家役の西島秀俊、音大教授役の長谷川初範の演技に惹かれている。

劇の中ではこれから本格的に戦争に突入していくことだろう。

桜子の音楽家の夢はどうなるのだろうか。

一家の行方は・・・。

いま「純情きらり」を観ることが、我が家の朝のささやかな楽しみになっている。

おそらくずっと低迷していたNHKテレビ小説の視聴率も、久しぶりに上昇しているのではないだろうか。

私がサラリーマンだったら、出勤準備に慌しくて、毎朝こうした連ドラを観ることはできないだろう。

これも自営業?の有り難さ。


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禁煙2ヶ月!

2006年05月28日 | 禁煙
出先なので、携帯からの投稿です。
おかげさまで、今日で禁煙2ヶ月となりました。思えば今日まであっという間でした。いまだに喫煙してしまう夢を見るし、衝動に駆られそうになることもありますが、日に日にタバコのことを考える時間が少なくなって来ているようです。とは言えイギリスで取った統計によると、禁煙者が3ヶ月以内に禁煙に失敗する確率は、なんと95%だという。果たして私は成功者5%の中に残れるでしょうか…。いや絶対にできる。やればできるのだ。これからも頑張りまっす!!!最近、風の香りを感じることができるようになりました。5月はまさに、薫風の候だったのだと、タバコをやめて気が付きました。禁煙万歳!

事務仕事の峠越えか?

2006年05月26日 | 思い・お寺の活動
五月末は、法人税の申告期日。

今日は幼稚園の決算を出すために、会計士さんが来て、二人で一日中帳面とにらめっこしていた。

一応、幼稚園関係に強い会計センター(指吸会計センター)所属の会計士さんと契約しているのだが、普段から帳面をしっかりつけてないと、大変な目にあうのだ・・・。

当然、今日は大変な目にあった

会計士さん(好青年)は、さすがに帳簿のプロだ

私の、(っていうか姉の担当だった)欠陥だらけでボロボロの会計処理に容赦のないツッコミが入る。

「これはどうして、この額になるんでしょうか?」

「で、これの内訳は?」

「これは、どういう意味でしょうか?」

「こういう記載の仕方はマズイですね・・・」

そんな質問、指摘のひとつひとつに答えるために、あらゆる資料をひっくり返す

んなこと言われたって、俺だって分かんないっす・・・ってのが本音・・・。

ハァ・・・しんどい・・・胃がキュるキュるする。

適当にやってくれればいいのにと思うのはO型だからか、たんに私がズボラだからか

結局どうしても、数字が合わなくていわゆる強引に帳尻あわせをしてもらう。

朝から昼ごはんもそこそこに夕方までかかってなんとか終了。

今年度幼稚園会計は、頼りにならない姉(この人もかなり適当)が留学でいないため、私が一人で会計を担当することになる。

こうなったら、気合を入れて、完璧な帳簿を作ってやろう

下手に人に頼らない分、責任も感じるし気合も入る。

明日は、お寺の会計士さんが決算に来る。

ま、とりあえず幼稚園の決算が終わって、事務仕事の峠は越えた。

ささやかだが、お祝いにバスペールエール(写真)で一人乾杯した

さらに薩摩白波(芋焼酎)、二階堂(麦焼酎)をロックにして、いい感じに杯を重ねた(二銘柄ともコテコテだな)。

ん~メチャうまっ!


それにしてもさ。。。

あぁ~早く嫁さん来てくれよ~

一緒に仕事やりませんか~

お給料もちゃんとあげるからさ・・・

無茶苦茶大事にしますから・・・

ハァ・・・トホホですな自業自得っす


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最高アクセス数を記録

2006年05月26日 | 思い・日常
昨日どういうわけか、拙ブログのアクセス数が大幅に記録を更新しました。

閲覧数は606pv、アクセス数は180ip。

つまり180人の方が、拙ブログを読んでくださったことになります。

これと言った理由が思い当たりません・・・

なんだか不思議な感じです・・・

何はともあれ、嬉しく思います。


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この“命”は私のものなのか

2006年05月25日 | つながりコスモロジー
私のご先祖様をさかのぼる。

10代で2056人。

20代で10万人。

30代で10億人。

40代で40兆人。

40代遡ると、だいたい日本史の上では鎌倉時代、約800年前になるという。

人類の歴史が600万年といわれている中で、たかだか800年前に遡っただけで、すでに40兆人のご先祖様である・・・この私一人の命に対して。

ぶったまげる。

かりに40兆人のご先祖様のうち、たった一人でも、病気で命をつなげなかったら、この(私の)“命”はないわけだ。

結果論かもしれない。

そこに意味を感じるか、感じないかは受け取り方が分かれるところだ。

だが私は、この“命”を授かったものとして捉えたい。

(私の)“命”は私の意志によって生まれたのではない。

無限のご縁、無限のご先祖様が命のリレーをしてきたおかげで、(私の)“命”は生を享けた。

だからこの“命”は「私のもの」ではないのだ。

(私の)“命”と括弧つきにしたのはそのためだ。

無数のご縁によって得た、「預かり物の命」。

この“命”をご縁の「おかげ」と見れば、明るい捉え方である。

「せい」と見れば、中立、もしくは暗い捉え方につながる。

お陰さま、預かりもののこの“命”。

訳知り顔の小生意気なエゴの勝手にさせていいものか。

もっともっと深く沈潜し内奥を探りたい。

そして、この“命”の意味を明るみに出したい。

「露堂々」

遥かな過去からつながった、

無限の「命のリレー」の意味を感じて生きたい。

<参照文献:『生きる自信の心理学』岡野守也著 PHP新書>


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