風月庵だより

都会の雑踏に埋もれて生きている老庵主です。消えゆく前の雑音です。

『修証義』解説本のご紹介

2016-05-25 17:36:15 | Weblog

に5月25日(水)曇り【『修証義』解説本のご紹介】

もうすぐ5月の幕も閉じそうです。このところ毎日忙しく夜になりますと、睡魔との闘いに敗れていまして、なかなかブログの記事を書けませんでした。実は先月『『修証義』解説−道元禅師に学ぶ人間の道と題した本を出版させていただきました。

出版社は佼成出版社です。

『修証義』は曹洞宗の宗典とされているお経です。道元禅師さまの『正法眼蔵』という著述から選び抜かれた言葉で紡がれたお経です。曹洞宗独自の経典ですが、説かれている内容は、曹洞宗に限らず、人間として学びたい生き方、仏教徒としての生き方が、説かれています。和文ではありますが、さらに和訳を付ける必要があります。四年にわたって、『曹洞禅グラフ』という季刊誌に連載させていただいたのですが、ところどころ訳が十分ではありませんでしたのと、やはり私自身の信仰が多少変わりまして、解説文もかなり手を加えさせていただきました。

また、終わりに『修証義』を詩文で表現させていただきました。これは深く考えたわけではありませんが、高校時代は詩人になりたいと思っていた私でしたので、自然に湧き出てきた言葉でした。実は高校時代はヘルマン・ヘッセに心酔していたことを思い出しました。

出家してから、生活がずいぶん変わりましたので、すっかり忘れていたのですが、そういえば詩人になりたかった私であったと、『修証義』を詩文化してから思い出したような次第です。

この人生、この身命、天と地とともに、お互いに生き抜いていきましょうとの願いにて書かせていただきました。

ご一読いただければ嬉しいです。

佼成出版社 03−5385−2323(販売)

楽天でご購入いただけます。なぜかアマゾンはかなり値段が高くなっています。理由はわかりません。

定価、恐縮ながら:1400円+税

 

 

 

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永平寺参拝

2016-05-10 07:59:10 | Weblog

5月10日(火)曇り【永平寺参拝】

先月、大本山の永平寺に檀家さんたち30名とともに参拝させていただきました。この度は道元禅師様の報恩授戒会の焼香師というお役を頂いての参拝でしたので、特に味わいの深い拝登でした。

永平寺の方々や、檀信徒の方々や、多くの方々のお助けを頂いて、無事にお役をつとめることが出来ました。

焼香師をつとめさせていただく記念に、『修証義』の解説本を出版させていただきましたので、そのうちご紹介させていただきます。

御訪問の皆様に、永平寺の緑をお届けしたいと思い、写した写真を観ましたが、宮崎禅師様が御建て下さったという写経塔の屋根と、祠堂殿の屋根が合間に見える杉木立の写真を一枚載せていただきます。

お山は緑のバリエーションが美しい頃でした。心が洗われる如く、目が洗われました。

過ぎ

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マー君がいなくなりました

2016-05-04 21:13:13 | Weblog

5月4日(水)風強し晴れ【マー君がいなくなりました】

昨夜の雨と風は台風のようでしたね。実は今日ご法事があったので、心配していましたが、法事の始まるころには、風もおさまり、空は青く、気温も夏並みに暑くなりました。

さて、4月の26日から27日に永平寺に檀家さんたちと参拝に行ってまいりました。27日の夜は温泉で慰労会をさせていただきました。そのうちゆっくり報告をさせていただきたいと思います。

しかし、3日間留守にしましたら、せっかく手術をして、ハッピーと喧嘩をしないようにもしましたのに、マー君が姿を消してしまいました。

名前はマー君、人間に大事なことは誠です、猫にも大事なこととして誠ちゃん、マー君と名付けたのに、どこにいってしまったのでしょう。今頃何を食べているか、どこかの家で餌をもらっているのか、心配しています。

手術をしたので、戦えなくなりましたので、一層不憫です。

 

 

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ノラ猫の捕獲作戦

2016-04-14 08:38:43 | Weblog

4月14日(木)雨【ノラ猫の捕獲作戦】

二十日ほど前から、足と鼻の周りは白く、他は真っ黒な野良クロちゃんが、出没していました。我が家の外猫ちゃんたちが残した餌を食べに来ていたようです。また私に向かって、さかんにエサ頂戴のアピールをしてきます。

今、合計七匹いますので、もうこれ以上は飼えないと心を鬼にして、何回か追い払いました。「今まで住んでいたところに帰りない」とか言って追い払うのですが、野良クロちゃんの食欲には到底勝てません。いなくなったかと思って戻って、振り返ると、別の場所から、ヒョコッと顔を出してあたりをうかがっています。

時には植木の間に座りまして、エサ頂戴、とアピールしています。

不憫になりまして、やはり餌をあげようか、と思い直しました。そこで、捕獲して去勢手術しようと思い、捕獲ケースを貸していただきました。そのうちに、と思っていましたが、もこもこハッピーが傷だらけなのに気が付きました。野良クロちゃんと唸りあっていますので、野良クロにやられてようです。もこもこハッピーは老猫なので、去勢していなかったのですが、やはり男ですね。他の子たちを守って、戦っているのです。

ハッピーの為には何としても野良クロを捕まえなければなりません。

ハッピーは家の中に入れておきまして、野良クロちゃん用に仕掛けをしました。一回目、ふたはしまっているのに……なかはもぬけの殻です。失敗です。

もうかからないかと、がっかりしましたが、再チャレンジ。おいしいとっておきの餌を仕掛けました。

しかし、餌はきれいに食べられてしまったのに、またも食べて逃げされました。

と、いうことは、この籠の中にまた入る可能性はあるのです。

踏み板が奥過ぎて、踏み板を踏まなくても餌を食べられてしまう籠の構造が問題のようですが、できるだけ奥に餌を置いて、またたびまでまきちらして、チャンスを待ちました。

外猫たちに十分に食べさせないと、この子たちがかかってしまってはダメですので、少し離れた所にたむろしている場所まで餌を持っていきました。この子たちが食べ終わるまで、「猫の神様」になんとか野良クロちゃんが捕まりますように必死にお願いしました。

外猫たちが食べ終わりましたので、細長いお盆と、お茶碗を手に仕掛けた籠を見に行きました。ふたに欠けたタオルはやはり下がっていません。ダメなようです。

しかし、近づいて見ましたら、黒いシッポが長く蓋からはみ出ています。とっさに細長いお盆で、水平になっている蓋をつきました。

野良クロちゃん、見事に捕獲成功です。

これで、この子にも餌をあげることができますし、ハッピーも傷つかないですむでしょう。

「猫の神様」有難うございました。

こんな暢気なことを言っていられたのです。14日の午前中には。熊本の地震はこの日の夜に起きてしまいました。

(対決するハッピーとまだ名無しのノラ君です)

 

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バーチャルラブと少子化

2016-04-11 10:06:39 | Weblog

4月12日(火)晴れ【バーチャルラブと少子化】

少子化について、政府はいろいろと対策を講じているようですが、現状把握はどのようにしているのでしょうか。あまりお寺と関係ないような問題かというと、そうとばかりはいえません。少子化によってますます人口が減少すれば、お寺を維持していける檀家さんも減少するでしょうし、無縁のお墓になってしまい、子孫が絶えてしまう家もあります。

決してお寺と無関係の話ではないのです。それを防ぐためではないですが、たまたま丁度よい男女がいて、頼まれれば、なんとか間に入ることもありますが、これはなかなか面倒なことも多いです。

さて、具体的にそのようなことのために二人の若者を知ることになりましたが、二人の青年は中学、高校、大学と一人は漫画、一人はゲームが好きで、同じような気が合う同性の仲間たちといつもいて楽しいので、女性と付き合う時間がなかったということと、ゲームや漫画に出てくる女性に恋をしていたので、現実の女性と付き合わなくても満足してしまっていたというのです。このような恋をバーチャルラブというようですね。

三次元世界の人間が、二次元世界の女性や少女に恋をしているのです。

私の周りにさえ、二人もいますので、日本全国でみたらかなりのバーチャルラブの恋愛をしていて、現実に婚期を逸してしまっている若者が多いのではないでしょうか。男性に限らず女性もそのような傾向はないでしょうか。私はベルバラのアンドレ―くらいしか知りませんが、巷にあふれている漫画やゲームの中に出てくる青年や女性は、現実の人間とは全く違って、美しい造形ではないでしょうか。

このようなことが、少子化に影響していることも政治家の皆さんはご存じなのでしょうか。それに対してどのような対策を講じたらよいか分かりませんが、ちょっと書いてみました。

貴方のお子さんは、いかがですか。

 

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中国の百歳

2016-04-07 18:38:16 | Weblog

4月7日(木)雨【中国の百歳】

今日は櫻を惜しむ雨ですね。

さて、今日、中国人の方から聞いた話。

私の母の年を聞かれましたので、百歳と言いましたら、昔、中国では百歳以上の人は、「99歳」と答えたそうです。100も101も、102歳も、とにかく百歳以上の人は、齢を聞かれたら、「99歳」と答えたそうです。

なぜかというと、そんなに長く生きられるのは、人間ではなく、動物と同じ、ということで、あまりよいこととされなかったというのだそうです。それで「99歳」止まりだったというのです。

しかし、長寿を祝う文字もありますし、本当かどうか……

趙州禅師は120歳まで生きられたという記載があります。その頃はどうだったのでしょうね。

現在では、全くそのようなことはないそうです。どなたかこのことについて知っている人がいたらご意見をください。

(我が家のタロー君。ストレスのない感じの寝姿です。羨ましいです。わたし、少々、ストレス溜まっています。しかし、それを逆手にとって生きること、それを逆に活力とすること、そんな生き方もあるようです。)

 

 

 

 

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映像の力ー個人的な事案から

2016-04-03 15:17:26 | Weblog

4月3日(日)小雨後雨あがる【映像の力ー個人的な事案から】

今日は、写経と法話の会の日でした。当寺は檀家さんは少ないのですが、会に参加の方は15名くらいいつもいらっしゃいます。お陰様で、私もどうしても法話をしなくてはいけませんので、必然的に学ばせていただくことができます。お聞きくださる人がいてくださるから、私も話をさせていただけるわけですが、今日は特に自分で話しながら、自分の言葉に学びました。今までも、話しながら自分が学ぶことが多いことに気が付きますが、今日も自分の口から出る言葉ではありますが、自分で学ぶことができました。すぐに忘れてしまいますので、書きとめながらお話をしました。

さて、多くのキャスターの方々の降板を昨日は書きましたが、私はニュース番組を必ず見るようにしています。実は一昨年から昨年の初めにかけ7カ月ほど、ほとんどテレビも観られないほど忙しくしていました。そのせいで自分もまきこまれることの発端となった事件について、全く知りませんでしたので、当事者から事件の顛末を言葉だけできかされました。 

もし、テレビのニュースで流されていたという、その映像を観ていれば、全く違った展開があったと思います。映像はごまかすことはできませんから。

このことに凝りまして、ニュース番組は必ず観ることにいたしました。街中のお寺の住職として生きていますので、今は山奥で一人静かに坐禅をしていられるような生き方ではありませんから、それなりの覚悟は必要でしょう。とにかくいろいろな人がいますので、うかうかとしてはいられません。迂闊は一番いけません。

800年前の道元禅師様さえ、「瞞着されるな」と仰っています。お寺の住職となっている以上は、心してお寺を守らなければと、つくづく反省しています。

御訪問の皆様が心配してくださるといけませんので、念の為書き添えますと、「振り込め詐欺」の被害ではありません。詐欺に払うほどのお金はありませんので、それは心配ありません。

世の中の動きやら、事件やら、知っていた方がよい場合もありますから、ご訪問の皆様もいろいろなことにお気をつけてお暮しくださいますよう。

 

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キャスターの降板

2016-04-02 21:53:35 | Weblog

4月2日(土)曇り【キャスターの降板】

先月で三人のキャスターが降板してしまいました。NHKの国谷裕子さん、報道ステーションの古舘伊知郎さん、そしてラジオの大澤悠里さん、最後の番組はしっかりと観ましたし、聞きました。報道ステーションは、寝不足で眠くてたまらなかったのですが、最後まで見ました。

なんだか寂しい感じが致します。

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タケノコ初物です

2016-03-29 11:58:37 | Weblog

3月29日(火)晴れ【タケノコ初物です】

今年初めて、タケノコの頭が出ているのに気が付きました。早速掘りました。

いよいよこれからまたタケノコとの戦い!?がはじまります。うっかりしていますと、せっかく冬の間に減らした竹が、またどんどんと育ってしまいますから、皆さんに連絡をして掘りに来ていただかなくてはなりません。

しかし、今年は来月大変な仕事が決まっていますので、余裕がありません。余裕がないところに実は毎週のように大変残念なお勤めがありますので、頑張らなくてはなりません。

皆さんの春の初めはいかがですか。そうそう、私は両方の方から依頼を受けましたので、お見合いのご紹介をいたしました。この頃は、男女が出会う場が少ないようですね。少子化と言いますが、産めないというよりもその以前の結婚なさらない若者が多いのではないでしょうか。お寺の和尚がお見合いの仲立ちをするのもなんですが、法事の席などで、結構若者たちに会う機会が多いのです。こちらの方は、ちょっと楽しい春の便りです。但し、文句の無い、苦労の無い結婚などはありませんから、そこまでは責任を負えませんが、まあ、なんとかやっていけるだろうと思える場合のみのお節介です。

季節の変わり目は体も変調をきたしますから、どうぞ、皆様御身お大事にお気を付けくださいますよう。

 

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普代水門

2016-03-17 16:56:32 | Weblog

3月17日(水)晴れようやく暖か【普代水門】

今日はお彼岸の入りです。お墓参りのご家族が、今日は多かったです。お天気にも恵まれて本当に良かったです。このところ風邪気味でしたが、お陰様ですっかりよくなりました。

さて、テレビで、普代水門とその建設に村長として携わった故和村幸得氏の話を観ました。

普代村では明治の三陸地震(1896年)で302名、昭和の三陸地震(1933年)では、137名の犠牲者が出たそうです。和村村長は20代のときに昭和三陸地震に遭遇し、山に逃げた経験から、どうしても村を津波から守らねばならないという強い考えをお持ちになったのだそうです。

それで、15,5メートルもの水門は不要ではないかと、随分反対者もいたようですが、頑として守るべきもののために水門を築くことに尽力なさり、1984年(昭和59年)完成したそうです。15,5メートルという高さにこだわったのは、明治の津波は15メートルだったという言い伝えがあったので、なんとしても15メートル以上と強く思われたそうです。

そのお蔭で、普代村は一人の犠牲者も一軒も家を流されることなく、この度の地震を乗り越えたそうです。

守るべきもののために信念を曲げず、いかなる反対に遭ってもひるむことのない村の責任者としての姿勢に感動の涙が出ました。

比較にはなりませんが、私も、この一角で自分がまかされたお寺を守るために、責任をもって現在を守り、次の世代に引き継いでいきたいと強く思っています。決して負けることはありません。

皆さん、天候不順です。お体お大切になさってくださいませ。

(先日の雪の日です。)

 

 

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