永平寺参拝旅行（徹通義介禅師７００回遠忌にちなみ）

２５日～２７日まで曹洞宗大本山永平寺（福井県）参拝旅行に行ってきました。
当寺の檀家さんたち２６名を引率してのバス旅行。

デジカメ忘れちゃったので写真ナシ...

＜１日目＞

①
岡崎味噌工場「まるや」見学。
ＮＨＫの連続ドラマ小説「純情きらり」の撮影にも使われた、歴史ある蔵元だそう。
岡崎といえば八丁味噌（赤味噌）。
個人的には赤味噌大好き！
試食でいただいた味噌田楽も美味しかった
赤味噌好きだからお土産もけっこう買っちゃったな。

②
引き続き徳川家康の出生した岡崎城見学。
ん～特筆すべきものはそれほどないかな＾＾；
ちょい地味目なお城でした。
敷地内にカラクリ時計があって、２時になると家康公が出てきて能舞を踊るのが観られました。

芦原温泉のホテル（グランディア芳泉）に宿泊。


＜２日目＞
①
１０時に永平寺上山。
今回の旅の目的、永平寺第三世徹通義介禅師の法要に随喜し、参拝焼香して参りました。

数年ぶりの永平寺。
修行を終えてから１１年が経ったのに、つい昨日のことのようだ。
毎日毎日、必死に生きていた。
苦しかったけど「生」をありありと感じていた。
あの頃の心は今よりもずっと澄み切っていたと思う。
当時と比べて成長もしたが、ある面では後退もした。
ひたむきさを忘れていないか・・・
自分に周囲に甘えてはいないか。
自問する。
ま、精進あるのみだ！

②
御誕生寺近くの眼鏡工場兼販売所「メガネの里」に立ち寄り、みなさん老眼鏡を購入していました＾＾（福井県鯖江市は日本製のメガネフレームの９５％を作っています。ちなみにペイリン氏の眼鏡も鯖江製）
確かに安い。
私も勢いで眼鏡（近眼）を作ってもらいました。
注文してから、たった１０分で出来上がり！はやっ！
前から欲しかった台湾で流行っているような、四角いセルフレームのやつ色は優しいブラウン。

③
宝慶寺に行く予定でしたが、雪で地面がぐちゃぐちゃということで、急遽変更し、板橋禅師（曹洞宗本山総持寺前貫首）が住持をされている御誕生寺（瑩山禅師誕生地に作られた寺）に参拝しました。
実は私、板橋禅師のファン。
といったら失礼かな＾＾；
ひそかに敬愛していました。
禅僧にありがちなハッタリがない。
誠実でユーモアがあって率直で、かねてより一度お会いしてお話を拝聴したいと願っていたのでした。
ご多忙な方なのでダメ元でお願いしたら、思いがけず快いご返事をいただき、雲衲さん（修行僧）たちとともに温かく迎えてくださいました。
新築したての本堂で諷経をあげ、しばし檀家さんたちは法話を拝聴し（なぜか住職は席を外してくださいと言われた＞＜）、一同記念写真を撮って御誕生寺を後にしました。
寒い中、禅師様自ら、雲衲さんと一緒に外まで出てのお見送りです。
感激しました・・・。
一度は曹洞宗の頂点まで登り詰めた方です。
禅師様にとって、そうした肩書きはご自身の本質を規定するものではないのでしょう。
ところで、御誕生寺の境内には猫がたくさんいます（なんと２２匹！しかもすべてに名前がついているとのこと）。
猫寺という人もいるとか＾＾
禅師様が猫好きなせいか、猫が禅師様好きなせいか、人が猫をお寺に捨てるせいか分かりませんが、猫たちは幸せそうに御誕生寺で暮らしていました。
猫さわり放題！抱き放題！猫好きにはたまらない寺ではないでしょうか＾＾

板橋興宗禅師の著書は多数出版されています。
禅に興味のある方もない方もぜひご一読を～
脱力系？ながらキリっとしていて、ハッと気付かされるような生きる智慧がそこにあります。

④山代温泉ホテル「瑠璃光」宿泊


＜３日目＞

①丸岡城見学
こじんまりした城でしたが、ひなびた干し柿のような味わいがありました。
天守閣に登ると、丸岡町が一望できます。
眼下に広がるのは、とくに変哲のない田舎の田園風景でしたが、冬の陽が家並みの瓦屋根を照らす様子を見ながら、「ああ、やはり日本はいい国だな」という感慨を抱きました。

②九谷焼見学

③帰路へ
１９：３０に帰寺しました。


この時期の北陸はどんよりした空模様が続きますが、旅行中は奇跡的にもずっとお天気に恵まれました。
ホテルもよかったし料理もなかなか。
檀家さんたちも満足してくださったようでホッとしています。
年に一度のお寺の旅行会。
正直、気苦労ばかりだけど、檀家教化の一環として、同時に自分自身の研鑽のため継続していこうと思います。

さ～て、来年はどこに行こうか・・・

※以上mixiの日記に書いた文章です。
最近、更新が遅れてすみません。。。
とくに八王子のＵ氏が楽しみにしているそうなので、
なるべく更新しようと思います＾＾