森男の活動報告綴

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日本軍風スマホケースを作りました。

2019年06月01日 | 雑記
ちょっと前のエントリーで、スマホを初めて買ったと書きました。それでわかったのですが、携帯よりサイズが大きくて持ち歩きにくいですね(何を今さら、とは言わんといて下さい(笑))。冬は上着のポケットに入れればいいんですけど、夏だとそれができません。夏はアロハ的なシャツを着てるんですけど、胸ポケットに入れるには重すぎるし、かといってズボンのポケットに入れると動きにくいです。なので、ベルトに通すポーチタイプのケースを作ることにしました。

まあ、持ち歩くのならバッグとかに入れればいいんですけど、基本的に手ぶらでいたい人間なので、そういうタイプのケースがいいかな?と。

もちろんナイスな(昭和的表現)市販品があれば買ってもいいのですが、多分気に入るものはないと思ったので(調べもせず決め付ける私)作ることに。せっかくなので、日本軍風のデザインにしてみました。うーん、「日本軍風スマホケース」って、言葉的にかなり違和感がありますが、まあいいじゃないですか(笑)

デザインは、日本軍の一般的な帆布製のポーチをイメージしました。イメージったって、ニッチなイメージですねえ、、、。
まあ、なんちゃって風ではありますが、それっぽく出来たんじゃないかと。

左のが、日本軍の装備品のレプリカです(中田商店製)。「軽機弾入れ」という名前で売られてました。でも、装備品としてそういうのがあったのかはよくわかりません。日本軍のポーチの類はいろいろありまして、軽機用の属品嚢とかもこんな感じです。まあ、とにかく、日本軍のポーチはこんなんだったんです!ということで(笑)。これは10年ほど前に、仕事用の道具入れとして使ってまして、ボロボロになってます。ほつれとかを何度も何度も補修したので、なんか戦地帰りの実物みたいになってますね(笑)

裏側はこんな感じです。見えないところなので縫い目とか、基本かなり適当です。ベルトループも同じく布製。ナス環は、とても大事な装備です。ズボンのベルトループに必ず引っ掛けておかないと、和式便所とかでは脱落して、大惨事になりますからね(笑)。拳銃のランヤードをイメージして、紐で結んでみました。

スマホは、こういう風に収まるわけです。
うーん、最先端技術の結晶のスマホとの違和感がなかなかのものです(笑)

蓋部分は、立体的にならないと格好が付きませんので、頑張ってそれらしくしています。
端っこを織り込んだら、なんとなくそれっぽくなってくれました。

蓋の固定用ベルトもできるだけそれっぽくキッチリしてやります。
なんか使い込んだ感じがするのは、蓋のベルトや金具は、以前使ってたデジカメケースのを外して再利用したからです。

これがそれ。これも、同じ生地で自作したもの。デジカメは、ご覧の通りかなり旧式なので、もう現役を引退しています。ケースも自動的に使わなくなったので、今回のスマホケースに移植することに。

ちょっともったいないかな?と思いましたが、身近な裁縫店ではいいのが売ってなかったので仕方ないですね。

内側は、ベルベット風の布を織り込んで、ちゃんと保護するようにしてます。

底部は、ただの袋状にするんじゃなくて、底をつけて立体的になるようにしています。こういう作り方も、縫い方の説明も、なにがしら裁縫方面の名詞があると思うのですが、私は裁縫の知識は全くありませんので、以下もぼんやりとした解説となります。すいません。
裁縫は基本的になんちゃっての見よう見まねでやってます。そういえば、ちゃんと教えてもらったのは小学校の家庭科が最後でしたね。男子は基本そんなもんですよね。

ここからは製作記です。まず、布を筒状にしてやります。布は、カーキ色の帆布です。20年位前に、裁縫店でかなりイイ感じのものがあったので1メートルくらい買いました。それであれこれ使ってて、とうとうこれが最後です。同じような生地があればまた買いたいんですけどね、、、。
裁縫のとき、マチ針は怖いので(笑)使いません。ホッチキスで代用しています。荒っぽいですが、目の大きい帆布なので大丈夫です。

スマホを出したり入れたりしながら、現物合わせで縫製していきます。

蓋の部分を立体的にするのは難しいですね。先にも書きましたが、折り込み方をあれこれ試行錯誤して形を出していきます。この辺の難しさは裁縫ならではですね。
でも、それなりの形になってくれると嬉しいです。

ベルベット風(値段的にベルベットじゃないと思う)の生地を縫い込むのはメンドクサイのですが、こういうひと手間でゴージャス感がUPします(笑)


で、何でベルベット風の布を買ったのかといいますと、これがやりたかったからです。こういうのにあこがれてたもんで(笑)。

南部式のケースは、10年以上前に、地元の木工展に行ったら、B級品かなにかで1000円で売ってたもの。とても上質なもので、これはかなりお買い得でした。コルト25オートのは100均の木製ケースです。100均の木製品は仕上げが荒いのですが、自分で最終仕上げをしてあげたらそれなりに良くなるものが多いです。それぞれ、ダンボールを切り貼りして芯を作って、布地をイイ感じに貼ってモデルガンが収まるようにしています。で、これを壁に掛けたり棚に置いたりして「うーん、ほんまええなあ、、」と悦に入っている訳です。ほんと、おめでたいというかなんというか、、。

閑話休題。というわけで、本体も蓋も出来てきました。ここまでで大体1日半くらい。
これを作ったのはゴールデンウイーク中で、ずーっとビールを飲んでたので針作業は危ない危ない(ほんと、いい加減にしろよお前、、、)。酒を飲んでたら、お腹が空いててもご飯を食べる気にならないので、こないだ呉の大和ミュージアムで買った「水兵さんの乾パン」を齧りながら頑張ります。これ、ほんと美味いですね。ほんのりとした甘みと歯ごたえのある食感がたまらんです。もう一包買えばよかった、、。陸軍式の乾パンも美味いですよね。でもサンリツのあれ、当時と同じ味じゃないだろうなあ、、。この水兵さんのはどうなんでしょうね。

そんなこんなで軍隊式の作業(?)となりましたが、聴いてた音楽は電気グルーヴという取り留めのなさ(笑)。電グルはこのころ、ちょっと思うところがあったのでヘビロテしてたんですね。ネットニュースとか見てたら「それはそれ、これはこれだろう!」とだんだん腹立っ(略)

スマホを保護するために、本体の内側にはスポンジを入れます。布だけだと形が崩れますし、スマホが傷む可能性があります。ここも大事なポイントですね。
外の帆布と内張りの間に、スポンジをいれてやるわけです。スポンジは、たまたま丁度いい厚さのものが入手できたのでそれを使いました。

というわけで完成です。日本軍風ケースとしてどれくらい違和感がないのかを証明するために、コスプレしてみました。

まあまあ、違和感がないように思いますけど、どんなもんでしょうか。服と装備品は全部中田商店のレプリカです。もし、このポーチを将校・下士官が付けてる当時の写真があったら、現在のマニアが「これは一体何用のポーチなんだ?」と話題にするような感じがしませんかそうですか。

それにしても、顔出しじゃないとはいえ、とうとうコスプレ写真までUPするようになってしまった私って一体、、、。服は、海軍の防暑衣。私はホルスターとか銃器関係のレプリカは昔それなりに買いましたが、制服の類はないんです(買っても着ないですからね)。でも、なぜかこれだけ持ってます。購入したのはもう20年位前です。買った理由が思い出せない、、。

写真は、嫁の森子(仮名)による撮影。日曜のアンニュイな午後、襖を閉めた6畳間で「今度はこの角度で」とか注文しながらの撮影会とあいなりました。うーん、アホな旦那ですいませんほんと。写真的には外の空き地とか海岸で撮りたいところですが、ちょっと無理ですね(笑)。

というわけで、私的にはとても満足する出来栄えで、気に入ってます。使い込んでいったらもっとイイ感じになるかなあ、と。

裁縫はなかなか難しいのですが、楽しいですね。またそのうち何か作ってみたいと思ってます。

あと、スマホはほんと便利ですね。ちょっと使ってその便利さにびっくりしました(笑)。まあその代わりになんだかんだの個人情報が筒抜けなんでしょうけど、、。でもその辺はPCも似たようなもんですね。なんであれ、使う側にそういう自覚と覚悟(とあきらめ(笑))があれば、こんなに便利な道具はないですね。こういうのは「上手につきあう」というのが大事なんでしょうね。

おっと、またなんかマジメなことを書きそうになったので(笑)、今日はこの辺で。

それでは。



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