今書店にて発売中の、月刊ホビージャパン6月号に模型のお仕事が載っています。お題はドラゴンのブラックラベル「M65 アトミックキャノン」です。※これは私の撮影したセルフ写真です。誌面には載っていません。
72は35と力の入れどころが違う感じがして、作っていて楽しいですね。トラクターの形も個性的で、原子砲のどことなく「恐い」感じもよくでてて、とてもいいキットでした。それにしても原子砲って、考えれば考えるほど、ほんと恐い大砲ですねえ、、。射程距離30キロだそうです。イヤイヤイヤ、、、。風向きによってはこちらに来るですよ。さらに、前線まで30キロということは、十分敵機の攻撃に遭う可能性があるわけで、弾薬車がやられたらどうするつもりだったんでしょうね、、、。でも、幸い使用されることなく退役し、今こうやってプラモで手元に置けるのは人類にとってとてもいいことだと思います。誌面の紹介は1ページです。興味のある方はぜひご覧下さい。
こちらが表紙です。
で、今は中四国AFVの会が終わってやれやれという間もなく、5月16、17日に開かれる、静岡ホビーショーでの同会出展ブースの宣伝材料の製作のお手伝いをしています。久しぶりにイラストを描きました。模型と同じく、絵を描くのも楽しいです。
イラストはこんな感じです。ここではチラッとだけでお許しを。水彩画です。このイラストは、中四国AFVの会のブースで配布される、「中四国AFVの会ニュース」に使用するためのものです。「ニュース」は同会の様子をA4二つ折り4ページに簡単にまとめたものです。昨年はじめて発行し、ホビーショーの会場で配布しました。今年も配布する予定ですので、興味のある方はぜひ当ブースにおいで下さい。
こちらは去年のニュースの表紙に使ったイラストです。今年のパンフの表紙にも使いました。基本的にもう御役御免ですのでアップします。
会場で目を引いて、かつ手にとってもらわないといけないので、あれこれ考えてこういう風になりました。フトモモとかがアレですが、まあいいじゃないですか。ほんとはもっと硬派に決めたいんですけどね、、、(ウソつけ!)
試製二型機関短銃の車載型は、ほんとはスリングスイベルは付いてないです。でも試作だから付いてないだけなんじゃないかなーと思うのと、絵的に付いたほうがおさまりがいいので付けました。車載重機のように、銃眼から射撃するための銃なのでスリングはなくてもいいのかもしれませんが、車外での警備や、車両を放棄した後の乗員の武装用としても使用することを考えると、採用された場合はスリングは付けられたんじゃないかと思います。側面の鉄の板は、薬莢受けを付けるための金具だそうです。この銃についてはちょっと興味深い点があるので、そのうちまた書くつもりです。あー、ほんとこの銃、モデルガンで出んじゃろか。無理か、、、。
こうやって、イラストで銃をちまちま描くのはほんと楽しいです。こちらは今回のイラストのアストラM1000。
この拳銃は前後より天地の方が長い変な形をしています。これは弾数を多くする(12連発)にするために、単純にグリップを長くしたという、考えなしのデザインです。でも、とても好きですねー。これ。
こちらは中田商店が販売していた文鎮モデル。もちろん合法品です、、、と断るのもどうかと思う、一体ムクのものです。左がアストラ、右がイギリスのウェブリー。十数年前、たまたま入った中古モデルガン店でこの二つだけが安価で売ってたので買いました。キャストで一体で抜いたものに黒のペンキを吹いただけの参考用程度のものですが、原型が六人部氏らしくてとてもいいフォルムです。これも、モデルガンもしくはガスブロで出ないかなあ、、。無理か、、、。ウェブリーもほんといい形してます。江戸川乱歩の小説の登場人物が使ってそうな感じですね。
スペインの拳銃は、ドイツやアメリカのものより安価だったため日本軍でもよく使用されたそうです。他の種類ですが、ドイツ軍も使っています(アストラ400など)。ただ、やっぱり質や性能的にはちょっと劣ってたみたいです。でも、モーゼルのコピー、アストラM902とかなんかとても素敵なアレンジの仕方をしてて、ほんと好きなんですけどね。で、スペイン製の拳銃というと、いまでも格下扱いっぽいのですが、世界中で使われているスペインの工業製品が他に何があるのかと考えるとよくやってる方なんじゃないかと思います(上から目線)。
例えば、ガバメントをコピーしたスターPS45という拳銃は、空砲の作動がガバメントよりもよいのでハリウッドで良く使われたそうです。今はどうなんでしょうね。「パルプフィクション」のラストで、サミュエル・L・ジャクソンがティム・ロスに突きつけてたのがそれですね。
閑話休題。アストラ拳銃は、日本海軍が日中戦争のころにまとめて購入して、搭乗員の護身用(自決用ともいうのかな?)として支給してました。なので「報国」の刻印が入ったものがあります。上の文鎮モデルがそれです。資料を調べてて、我慢できなくて一気に描いたのがこれ。
この絵は有名な写真をもとにしたもので、ご存知の方も多いのでは。「完璧な写真」というものがたまにありますが、これもその一枚かと。なんというか、もう全てを表している気が、、、。神風の頃かな?と思いがちですが、重慶爆撃の援護の零戦隊の二空曹の写真だそうです。拳銃がアストラなので、そうでしょうね(搭乗員用の輸入拳銃が大戦後半まで残ってたとは思えない)。いつか、バストトップのフィギュアにしたいなあと思ってます。
というわけで、原子砲でスタートして、結局拳銃の話題でした(笑)で、核兵器と比較すると、拳銃なんてなんてかわいらしい武器なんだ!と思っちゃいますね、、、、、。松本零士の漫画に「人間は銃剣でわたりあうくらいのところで止めとけばよかった」(成層圏気流)というセリフがありましたが、ほんとそう思います。もちろん戦争自体ないのがいいんでしょうけど、まあ、周りを見渡すとそこまでたどり着くのはまだまだ先のようですね、、、、。
というわけでまた。
72は35と力の入れどころが違う感じがして、作っていて楽しいですね。トラクターの形も個性的で、原子砲のどことなく「恐い」感じもよくでてて、とてもいいキットでした。それにしても原子砲って、考えれば考えるほど、ほんと恐い大砲ですねえ、、。射程距離30キロだそうです。イヤイヤイヤ、、、。風向きによってはこちらに来るですよ。さらに、前線まで30キロということは、十分敵機の攻撃に遭う可能性があるわけで、弾薬車がやられたらどうするつもりだったんでしょうね、、、。でも、幸い使用されることなく退役し、今こうやってプラモで手元に置けるのは人類にとってとてもいいことだと思います。誌面の紹介は1ページです。興味のある方はぜひご覧下さい。
こちらが表紙です。
で、今は中四国AFVの会が終わってやれやれという間もなく、5月16、17日に開かれる、静岡ホビーショーでの同会出展ブースの宣伝材料の製作のお手伝いをしています。久しぶりにイラストを描きました。模型と同じく、絵を描くのも楽しいです。
イラストはこんな感じです。ここではチラッとだけでお許しを。水彩画です。このイラストは、中四国AFVの会のブースで配布される、「中四国AFVの会ニュース」に使用するためのものです。「ニュース」は同会の様子をA4二つ折り4ページに簡単にまとめたものです。昨年はじめて発行し、ホビーショーの会場で配布しました。今年も配布する予定ですので、興味のある方はぜひ当ブースにおいで下さい。
こちらは去年のニュースの表紙に使ったイラストです。今年のパンフの表紙にも使いました。基本的にもう御役御免ですのでアップします。
会場で目を引いて、かつ手にとってもらわないといけないので、あれこれ考えてこういう風になりました。フトモモとかがアレですが、まあいいじゃないですか。ほんとはもっと硬派に決めたいんですけどね、、、(ウソつけ!)
試製二型機関短銃の車載型は、ほんとはスリングスイベルは付いてないです。でも試作だから付いてないだけなんじゃないかなーと思うのと、絵的に付いたほうがおさまりがいいので付けました。車載重機のように、銃眼から射撃するための銃なのでスリングはなくてもいいのかもしれませんが、車外での警備や、車両を放棄した後の乗員の武装用としても使用することを考えると、採用された場合はスリングは付けられたんじゃないかと思います。側面の鉄の板は、薬莢受けを付けるための金具だそうです。この銃についてはちょっと興味深い点があるので、そのうちまた書くつもりです。あー、ほんとこの銃、モデルガンで出んじゃろか。無理か、、、。
こうやって、イラストで銃をちまちま描くのはほんと楽しいです。こちらは今回のイラストのアストラM1000。
この拳銃は前後より天地の方が長い変な形をしています。これは弾数を多くする(12連発)にするために、単純にグリップを長くしたという、考えなしのデザインです。でも、とても好きですねー。これ。
こちらは中田商店が販売していた文鎮モデル。もちろん合法品です、、、と断るのもどうかと思う、一体ムクのものです。左がアストラ、右がイギリスのウェブリー。十数年前、たまたま入った中古モデルガン店でこの二つだけが安価で売ってたので買いました。キャストで一体で抜いたものに黒のペンキを吹いただけの参考用程度のものですが、原型が六人部氏らしくてとてもいいフォルムです。これも、モデルガンもしくはガスブロで出ないかなあ、、。無理か、、、。ウェブリーもほんといい形してます。江戸川乱歩の小説の登場人物が使ってそうな感じですね。
スペインの拳銃は、ドイツやアメリカのものより安価だったため日本軍でもよく使用されたそうです。他の種類ですが、ドイツ軍も使っています(アストラ400など)。ただ、やっぱり質や性能的にはちょっと劣ってたみたいです。でも、モーゼルのコピー、アストラM902とかなんかとても素敵なアレンジの仕方をしてて、ほんと好きなんですけどね。で、スペイン製の拳銃というと、いまでも格下扱いっぽいのですが、世界中で使われているスペインの工業製品が他に何があるのかと考えるとよくやってる方なんじゃないかと思います(上から目線)。
例えば、ガバメントをコピーしたスターPS45という拳銃は、空砲の作動がガバメントよりもよいのでハリウッドで良く使われたそうです。今はどうなんでしょうね。「パルプフィクション」のラストで、サミュエル・L・ジャクソンがティム・ロスに突きつけてたのがそれですね。
閑話休題。アストラ拳銃は、日本海軍が日中戦争のころにまとめて購入して、搭乗員の護身用(自決用ともいうのかな?)として支給してました。なので「報国」の刻印が入ったものがあります。上の文鎮モデルがそれです。資料を調べてて、我慢できなくて一気に描いたのがこれ。
この絵は有名な写真をもとにしたもので、ご存知の方も多いのでは。「完璧な写真」というものがたまにありますが、これもその一枚かと。なんというか、もう全てを表している気が、、、。神風の頃かな?と思いがちですが、重慶爆撃の援護の零戦隊の二空曹の写真だそうです。拳銃がアストラなので、そうでしょうね(搭乗員用の輸入拳銃が大戦後半まで残ってたとは思えない)。いつか、バストトップのフィギュアにしたいなあと思ってます。
というわけで、原子砲でスタートして、結局拳銃の話題でした(笑)で、核兵器と比較すると、拳銃なんてなんてかわいらしい武器なんだ!と思っちゃいますね、、、、、。松本零士の漫画に「人間は銃剣でわたりあうくらいのところで止めとけばよかった」(成層圏気流)というセリフがありましたが、ほんとそう思います。もちろん戦争自体ないのがいいんでしょうけど、まあ、周りを見渡すとそこまでたどり着くのはまだまだ先のようですね、、、、。
というわけでまた。