六本木で、工事現場の落下物が通行人に直撃し
死亡したと、ニュースで知りました。
ご夫婦で歩いていて、ご主人が亡くなったそうです。
人生とは何と過酷なものなのでしょう…
そういう私も、言葉に出来ない人生の過酷さを
体験してきた者です。
でも、人間だけでなく生命体は、この過酷さを超えていく
力を持っているのかもしれません。
よく、何か困難な事があるとプラス思考で行こうと
しますが、誤解を恐れず言うなら、プラス思考で
乗り越えられるのは、その程度の困難さなのだと
思うのです。
本当に困難なことは、思考では乗り越えられない
ということを、嫌と言うほど体験しました。
息子の死を生かす為に、必死でプラス思考で
立ちあがろうとしたのですが、次なる悲しみが来ると
見事に打ち砕かれてしまうのです。
でも、先日も書きましたが、息子が亡くなり2ヶ月後に
障子の張り替えをした時、自分の中にまだこういう力が
あることに驚き、そのことが支えとなったのです。
たとえ小さなことでも、思考ではなく行動が支えと
なることを実感しました。
プラス思考はいいことだと、無理矢理そっちに
持っていこうする自分がいますが、
初女先生は、プラスもマイナスも無く、ありのままを
受け取っていました。
それは、凄いことだったと今頃になって気がつきました。
人生は、楽しく素晴らしくもありますが、反面ものすごく
過酷なこともあります。
でも、日々の小さな行動が過酷さから立ちあがる力と
なって行くのだと思います。
大脳はいざという時、本当に頼りにならないのです。
ありのままを受け取り、行動していく初女さんの
生きる力の強さとしなやかさ
すごいな~
「行動してください」という初女さんの言葉が甦って
来ます。
行動って、すごいことをするっていうことじゃ
ないんですよね。
日々の小さな行動の積み重ね…
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