昨日の、Eテレの100分で名著
池田晶子の「14歳からの哲学」に
深い感銘を受けました。
この本は、以前に読んでいるのに全く
理解できていませんでした。
もう一度池田さんの本を読み返して
みようと思います。
昨日の14歳からの哲学で心に刻まれた
言葉は
『君が真理
君の中に真理があるから、
しっかり考え思い出す』
これは、凄いことです。
真理は私たちの中にすでにあるのだから
よく考えて思い出せばいいと
いうのですから…
私は、このことに去年やっと気づき
目の前の景色が、がらっと変わりました。
池田さんが47歳で亡くなるまでに
あれだけの本を、言葉を遺してくれた
ということの意味の大きさを、
今やっと知ることが出来ました。
『自分はどこにもない』
「自分」というものは、
名前でもなければ
身分でもない、体でもなければ、
心でもない
ないないづくしで、どこにもない。
それが「自分」というものだけど、
だからといって、自分など「ない」
というのでもない。
なぜって、自分など「ない」と
言っているその自分が、まさにそこに
「ある」からだ。
ないけれどもある、あるけれどもない、
それが「自分」というものの正体、
その存在の仕方の不思議さなんだ。
何を「自分」と思うかで、
その人の自分は決まっていると
いうのも、この意味だ。
池田晶子 14歳からの哲学』
(最後の3行の深さにハッとしました)