~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

天を繋いだ第九~地球交響曲第九番

2019-12-26 10:57:47 | 日記

昨日の12月25日は、「地球交響曲第9番」の

公開収録と銘打った素晴らしいコンサートが

サントリーホールで開催されました。

私は、チケットを取ってくれた友人の関係で

何と、一番前のセンター席でした。

指揮者・小林研一郎マエストロの囁くような声も

聴こえる近さ…

第一部は龍村監督の語りと、ボクネンさんや

会場にいらっしゃっているガイアの出演者の

紹介からはじまりました。

そして、監督が「短いから」という言葉を残して

舞台から去ると、”ガイアシンフォニー”の

ダイジェスト版の上映が1番から始まりました。

2番になり、当然のこととして初女さんが出て

来るのですが、その初女さんを目にした途端

涙があふれ、泣きじゃくってしまい、そんな自分に

驚きながらも、涙が止まらないのです。

なぜだか分かりません。

休憩の時に、初女さんと深い交流のあった

千葉のKさんのところへ行って「涙が出た」と

ひと言口にしたら、また涙、涙、涙…

Kさんの膝に泣き崩れてしまいました。

Kさんが「初女さんが亡くなってから一生懸命

やってきたからだよ」と言ってくれました。

自分の中の初女さんの大きさに、あらためて

驚きました。

2部は、いよいよコバケンさんの指揮による

ベートーヴェンの「交響曲第9番」です。

第九を振ってコバケンを超える指揮者はいない

という音楽関係者の声があるという

小林研一郎の指揮で、目の前で第九が

奏でられていくなんて…

龍村監督は「ガイアシンフォニー第9番」の

テーマは音楽、第九の音楽そのものだと言い、

「ベートーヴェンが、交響曲の最後に合唱を、

人の声を入れざるを得なかった心境というのは

自分のことのように感じます」と語っています。

そして、第九を作り終え後、この世を去った

ベートーヴェン。

監督は、当時すでに聴覚を失っていた彼の耳に、

人間の歌声はどのように響いていたのだとうか?

という想いが渦巻いていると…

何と、昨日の演奏は、合唱は、その監督の想いに

完璧なるこたえを与えてくれたものだったと

思います。

合唱が始まると、その歌声によって全てが浄化

されていくのを、私は肌で感じました。

そして、やがてその声は天と地とを繋いだ!

本当に一つになったのです。

コバケンさんの手が天に向けて高々と上がった瞬間

私たちは光の世界に包まれたようでした。

人間って素晴らしい!と心の底から思えたのです。

樂器の奏でる音楽だけでは無しえない世界を

ベートーヴェンは知っていたのですね。

まさに「喜びの歌」です。

言葉が見つからないくらい素晴らしかったです

会場にいた全員が立ち上がり、鳴りやまぬ

拍手となりました。

私の人生の一ページに、このようなことが

用意されていたなんて…

感謝しかありません。

きっと素晴らしい「地球交響曲第9番」になると

思います。

間違いありません、天が望んでいること

ですから…


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