一刻一刻春に近づくようで陽ざしをいとおしむ早春。
公園を散策すると、遠景、近景、あちこちで紅や白の梅が咲くのが目に入ります。
春到来を知る「梅暦」は春に近づく特別な瞬間、やわらかな香りとほころぶ梅に 道行く人の顔もほころびます。
梅遠近 南すべく 北すべく 蕪村
うめおちこち みなみすべく きたすべく 蕪村
意味・・梅の開花の知らせが近隣からも遠方からも届いた。
さて南の梅を見に行こうか、それとも北へ行こうか。忙しい春になったぞ。
注・・遠近(おちこち)=遠い所近い所、あちこち。
さあ、公園のどこから梅見をはじめましょうか。水景園梅だより
梅だより第一便が届きましたもうこんなに咲いてるわ……こちら
わんちゃんもカメラ提げて、けいはんな公園~水景園へ。
きっかけは、けいはんな公園が毎日の散歩コースのA子さんの『梅だより』PART2
「わんちゃんオハヨー、記念公園の残りの白梅さびしくなったわ、ちょっとアングル変えて撮ってみたの、お花は少ないけど……。」
「紅梅がお見事やワ、木製の柵は?どこで?」
「近くの東屋のベンチの背もたれなの、わんちゃんも何回も見てると思うわよ」
「そっかぁ~うん、わかったわ」
「この前デジブラした時、水仙が斜面に満開やったの、撮りたかったんやけど、柴垣がおじゃま虫、撮れなかって残念な思いしたんよ、A子さん、キレイに撮れてるね」
A子さんからの梅だよりを受けて、わんちゃんも「水景園へ独り観梅ツアーへイザ…」
谷あい/斜面地付近
小川側で紅梅が先に見ごろを迎えます。
奥側は実梅が多く遅れて咲く品種もありますが後半には柔らかい桃色の花も楽しめます。
谷あい/山手側園路
比較的早めに見ごろを迎えます。白梅には八重のものや、花が大振りの品種があって、美しい花姿です。
屋上棚田~里棚田
屋上棚田は比較的早めの見ごろで、紅白どちらも見られます。
なかには1本の木に薄紅と白の2色の花が咲き分けたり絞りが入ったりする品種もあります。
うまく開花のタイミングに出会えると幸運です。
竹林東屋付近
他の梅に遅れて、桃色と白色の枝垂れ梅をご覧いただけます。
永谷池デッキ~竹林東屋への手すり沿いにも遅咲きの白梅があります。
「もうすっかり春やなぁ」と独り言言いながら……。
《京都短歌》中西 健治選
春めきて白雲浮かぶ青空を背に咲き満つる老い木の梅は (宇治)山本 万里
【評】青空と白雲を背に梅の花々が老木を飾る。画質にも通う懐かしい早春の光景に酔いしれたい。
朝日新聞 3月7日朝刊 24面京都短歌
公園を散策すると、遠景、近景、あちこちで紅や白の梅が咲くのが目に入ります。
春到来を知る「梅暦」は春に近づく特別な瞬間、やわらかな香りとほころぶ梅に 道行く人の顔もほころびます。
梅遠近 南すべく 北すべく 蕪村
うめおちこち みなみすべく きたすべく 蕪村
意味・・梅の開花の知らせが近隣からも遠方からも届いた。
さて南の梅を見に行こうか、それとも北へ行こうか。忙しい春になったぞ。
注・・遠近(おちこち)=遠い所近い所、あちこち。
さあ、公園のどこから梅見をはじめましょうか。水景園梅だより
梅だより第一便が届きましたもうこんなに咲いてるわ……こちら
わんちゃんもカメラ提げて、けいはんな公園~水景園へ。
きっかけは、けいはんな公園が毎日の散歩コースのA子さんの『梅だより』PART2
「わんちゃんオハヨー、記念公園の残りの白梅さびしくなったわ、ちょっとアングル変えて撮ってみたの、お花は少ないけど……。」
「紅梅がお見事やワ、木製の柵は?どこで?」
「近くの東屋のベンチの背もたれなの、わんちゃんも何回も見てると思うわよ」
「そっかぁ~うん、わかったわ」
「この前デジブラした時、水仙が斜面に満開やったの、撮りたかったんやけど、柴垣がおじゃま虫、撮れなかって残念な思いしたんよ、A子さん、キレイに撮れてるね」
A子さんからの梅だよりを受けて、わんちゃんも「水景園へ独り観梅ツアーへイザ…」
谷あい/斜面地付近
小川側で紅梅が先に見ごろを迎えます。
奥側は実梅が多く遅れて咲く品種もありますが後半には柔らかい桃色の花も楽しめます。
谷あい/山手側園路
比較的早めに見ごろを迎えます。白梅には八重のものや、花が大振りの品種があって、美しい花姿です。
屋上棚田~里棚田
屋上棚田は比較的早めの見ごろで、紅白どちらも見られます。
なかには1本の木に薄紅と白の2色の花が咲き分けたり絞りが入ったりする品種もあります。
うまく開花のタイミングに出会えると幸運です。
竹林東屋付近
他の梅に遅れて、桃色と白色の枝垂れ梅をご覧いただけます。
永谷池デッキ~竹林東屋への手すり沿いにも遅咲きの白梅があります。
「もうすっかり春やなぁ」と独り言言いながら……。
《京都短歌》中西 健治選
春めきて白雲浮かぶ青空を背に咲き満つる老い木の梅は (宇治)山本 万里
【評】青空と白雲を背に梅の花々が老木を飾る。画質にも通う懐かしい早春の光景に酔いしれたい。
朝日新聞 3月7日朝刊 24面京都短歌
https://blog.goo.ne.jp/mn1944/e/73ac1a71719fae9906c5e2376ececd04
毎年、梅酒を作って底に残った梅で……。
その梅スポットの一つが京阪奈公園です。その水景園などの赤・白の梅は見頃のようです。
江戸時代の俳人・画家:与謝蕪村の俳句が紹介されましたが、古くから日本のあちこち(遠近)に梅を愛でる日本人がいて、俳句や歌や絵にする文化人がいることは驚きであり、誇りに感じました。
蕪村さんには、梅ばかりでなく「春の海、ひねもす のたりのたりかな」、「菜の花や月は東に日は西に」などの有名な俳句がありますが、正岡子規が蕪村の俳句を広く評価したとされていますが、凡人の私にとっては、花もよいが、梅の実の緑色の美しさや、梅干し、梅焼酎に関心がありますので、梅の食文化も楽しみたいと思っています。