肘から手首？

曲池、手三里など大腸経のツボを紹介してきましたので、この経絡をどの
ように取れば良いのか、書いておきましょう。　今回は大腸経の一部ですが。

肘を直角に曲げ、机に手を置いておきます。　この時手は親指を上にし、
小指を下にしてください。　小指側が机に接していることになります。　こう
すると親指と人差し指の間がＶの字になっていますね。　現在は、このＶの
字の頂点をひとまず始点とします。

今度は曲げた肘に注目してください。　肘を曲げていますので、曲げている
ところに皺（しわ）または横紋がでています。　この横紋は脇腹に沿った
内側から外側に走っています。この横紋の外側の先端、横紋が途切れる
端が「曲池」（きょくち）になります。

手のＶの字の頂点からこの「曲池」まで、だいたい一直線に「筋（すじ）」
を想定します。「曲池」からこの筋上に人差し指から薬指まで横に並べると、
「手三里」のツボが取れます。　いつも通り、「曲池」も「手三里」も押して
みて圧痛を感じるところです。　この肘から手までの大腸経は、単に便秘
だけでなく命に関わるような症状にも対応しますので、よく慣れておいて
下さい。