5月11日の神奈川県議会の議会運営委員会が「共産党神奈川県議団に代表質問をさせないための協議を開始する」とのことですが、 「ナニ?これって」ということで、昨日、相模原市選出の藤井克彦県議から直接お話を伺う会を開きました。
以下、さとう大地議員のブログを転載させていただきます。
以下 引用
2016年5月2日月曜日
神奈川県議会 代表質問制限問題 藤井県議に聞く
現在、神奈川県議会で進んでいる共産党に対して代表質問をさせない(制限する)議論について、共産党の神奈川県議団から藤井かつひこ県議(相模原南区選出)にお話を伺いました。
県議会の様子は、話を聞くたびに「え?」と思うことばかりですが、今回の件はそれに拍車をかける内容でした。ザックリとしている部分もありますが、お話の内容をまとめましたので、御覧ください。
私は、今回のミスの原因は、すべての議案に一括して討論を行うという県議会の運営そのものに問題があると思います。様々な立場で議会に送り出されているはずですので、一括して賛成もしくは反対を述べることは、普通に考えれば不可能ではないでしょうか。それとも、これまでの県議会はそれで問題がなかった大政翼賛的な議会だったのでしょうか。
ぜひ、皆さんにもご一緒に考えていただきたいと思います。
そもそも・・・
3月24日の討論の際に、『委員会審査結果』に対する賛否を一部間違えてしまった。
県議会では、議案→委員会に付託→委員会審査→本会議で審査結果を報告→結果に対して、一括して賛否の討論。という流れで行う。
※大和市議会も流れは同じですが、賛否の討論は議案ごとに行います。
この討論は、全体を通して、賛成か反対の討論となる。
個々の議案について、賛否が別れる場合は注意が必要だった。
できる討論は・・・
1.採択(可決)に反対し、不採択(否決)すべきと主張(○に対して、×)
2.不採択(否決)に反対し、採択(可決)すべきと主張(×に対して、○)
3.採択(可決)に賛成し、採択(可決)すべきと主張(○に対して、○)
というパターンになる。
どれかに反対する(している)のであれば、3の採択(可決)すべき(○に対して、○)という討論は、現行の議会運営上、行うことができない。
3月24日本会議での審議結果と討論は
委員会審査結果は
主だった議案(予算等)は賛成多数で採択されていた(○)。
共産党が紹介議員となっている陳情については、不採択(×)となっていた。
共産党として・・・
賛成多数で採択された委員会審査結果に反対し否決すべき(○に対して、×)
不採択となった請願(29と40を除く)についての審査結果に反対し採択すべき(×に対して、○)
と討論を行った。
ここまでは良かったが、全会一致・賛成多数で採択された請願(29と40)について賛成し採択すべき(○に対して、○)と考えていた県議団は、29・40については討論するべきではなかった。
※請願29と40は自民党・公明党が紹介議員
共産党の反対討論が終わったのち、間違いに気づき、他会派が賛成討論をしている間に、訂正の申し出を行い、本会議場で謝罪・訂正を行った。
10月以降、共産党のささいな失敗をかき集める形で、どう攻撃するかの協議が行われていた。前期(11~14年)は、民主党が対象になっていたよう。
これについては、3月22日、記者会見を行い、議会運営に迷惑をかけたため、共産党が代表質問を辞退。そこで一段落していた。
ところが、4月11日、3月24日の失敗を取り上げ、この1年間をまとめて、攻撃をしかけてきた。
他会派は、自民党の運営について、何も言えない状況になっている。
そもそも、議員は県民から信託を受け、議会で県民を代表して発言している。
交渉会派(6人)でも一般質問は毎議会で1人。会派を組んでなければ、4年に1回だけというのが、県議会の実態。委員会の審議も持ち時間が決められ、十分に答弁を引き出すこともできない。代表質問は、議員の発言権の行使であり、それを制限する権限は、議会にないはず。
以上引用。
会場いっぱいの参加者の中には、さとう議員のSNSを見ての他市からの参加者もいました。
大和選出の県議さんはどんな態度なのでしょうかねえ。
やはり、大和からも共産党の県議がほしい!と切に思いました。
夜間にも関わらず、藤井県議、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
その他、北海道5区補選の支援に行っていた江成さんからの臨場感あふれる報告は後日記載します。
以下、さとう大地議員のブログを転載させていただきます。
以下 引用
2016年5月2日月曜日
神奈川県議会 代表質問制限問題 藤井県議に聞く
現在、神奈川県議会で進んでいる共産党に対して代表質問をさせない(制限する)議論について、共産党の神奈川県議団から藤井かつひこ県議(相模原南区選出)にお話を伺いました。
県議会の様子は、話を聞くたびに「え?」と思うことばかりですが、今回の件はそれに拍車をかける内容でした。ザックリとしている部分もありますが、お話の内容をまとめましたので、御覧ください。
私は、今回のミスの原因は、すべての議案に一括して討論を行うという県議会の運営そのものに問題があると思います。様々な立場で議会に送り出されているはずですので、一括して賛成もしくは反対を述べることは、普通に考えれば不可能ではないでしょうか。それとも、これまでの県議会はそれで問題がなかった大政翼賛的な議会だったのでしょうか。
ぜひ、皆さんにもご一緒に考えていただきたいと思います。
そもそも・・・
3月24日の討論の際に、『委員会審査結果』に対する賛否を一部間違えてしまった。
県議会では、議案→委員会に付託→委員会審査→本会議で審査結果を報告→結果に対して、一括して賛否の討論。という流れで行う。
※大和市議会も流れは同じですが、賛否の討論は議案ごとに行います。
この討論は、全体を通して、賛成か反対の討論となる。
個々の議案について、賛否が別れる場合は注意が必要だった。
できる討論は・・・
1.採択(可決)に反対し、不採択(否決)すべきと主張(○に対して、×)
2.不採択(否決)に反対し、採択(可決)すべきと主張(×に対して、○)
3.採択(可決)に賛成し、採択(可決)すべきと主張(○に対して、○)
というパターンになる。
どれかに反対する(している)のであれば、3の採択(可決)すべき(○に対して、○)という討論は、現行の議会運営上、行うことができない。
3月24日本会議での審議結果と討論は
委員会審査結果は
主だった議案(予算等)は賛成多数で採択されていた(○)。
共産党が紹介議員となっている陳情については、不採択(×)となっていた。
共産党として・・・
賛成多数で採択された委員会審査結果に反対し否決すべき(○に対して、×)
不採択となった請願(29と40を除く)についての審査結果に反対し採択すべき(×に対して、○)
と討論を行った。
ここまでは良かったが、全会一致・賛成多数で採択された請願(29と40)について賛成し採択すべき(○に対して、○)と考えていた県議団は、29・40については討論するべきではなかった。
※請願29と40は自民党・公明党が紹介議員
共産党の反対討論が終わったのち、間違いに気づき、他会派が賛成討論をしている間に、訂正の申し出を行い、本会議場で謝罪・訂正を行った。
10月以降、共産党のささいな失敗をかき集める形で、どう攻撃するかの協議が行われていた。前期(11~14年)は、民主党が対象になっていたよう。
これについては、3月22日、記者会見を行い、議会運営に迷惑をかけたため、共産党が代表質問を辞退。そこで一段落していた。
ところが、4月11日、3月24日の失敗を取り上げ、この1年間をまとめて、攻撃をしかけてきた。
他会派は、自民党の運営について、何も言えない状況になっている。
そもそも、議員は県民から信託を受け、議会で県民を代表して発言している。
交渉会派(6人)でも一般質問は毎議会で1人。会派を組んでなければ、4年に1回だけというのが、県議会の実態。委員会の審議も持ち時間が決められ、十分に答弁を引き出すこともできない。代表質問は、議員の発言権の行使であり、それを制限する権限は、議会にないはず。
以上引用。
会場いっぱいの参加者の中には、さとう議員のSNSを見ての他市からの参加者もいました。
大和選出の県議さんはどんな態度なのでしょうかねえ。
やはり、大和からも共産党の県議がほしい!と切に思いました。
夜間にも関わらず、藤井県議、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
その他、北海道5区補選の支援に行っていた江成さんからの臨場感あふれる報告は後日記載します。