今日は、東京の代々木公園で「許すな憲法改悪!守ろういのちとくらし」の5・27国民大行動」があり、大和のみなさんはバスで参加しましたが、私は藤沢で行われた保育の学習会に参加しました。
「認定こども園」って聞きなれない名前ですが、昨年の12月に出来た「就学前保育等推進法」という法律です。 講師の上野さと子さんは、全国の保育運動の中心的存在で、とてもすてきな方です。
日本の保育制度は、①すべての「保育に欠ける」乳幼児の保育を保障する義務 ②最低基準以上の保育を保障する義務 ③市町村・国・県の保育所財政を保障する義務 を明記した素晴らしい制度です。 ところが、認定こども園制度は、保育所と幼稚園を一緒にする(形態はいろいろある)という、規制改革・民間開放推進会議による保育制度改革の具体策のひとつで、問題点は①施設への直接契約、入所 ②施設が利用料を決め、徴収する-ー福祉としての保育の性格を変えることによって、財政のあり方を見直す、各都道府県で認定基準の条例化は最低基準の弾力化に繋がる危険性がとてもあります。
入所待機児が5月には、もう100人を超え、保育所増設が緊急の課題である大和市は、早速この制度の認定こども園の契約をある幼稚園と行おうとしています。 6月議会の緊急テーマと考えて、急遽参加いましたが、とても勉強になりました。
上野さんは最後に静かに語りました。「問題の法律が出来てもガッカリすることはありません。 保育は子どもの権利です。 子どもの権利条約に添って改善を進めていけば、必ず前進します。 今までもそうやって、いろんな保育要求が実現してきました。 子どもにとって最善の環境を保障するために行動しましょう。」と。
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