平和都市宣言をしている大和市では市民参加で「大和市平和推進事業実行委員会」が結成され、毎年いろいろな事業が取り組まれてきました。 今日は実行委員会主催の「映画・NAGASAKI1945 アンジェラスの鐘」の上映会で、私は受付の一員として参加しました。
今年、福島第1原発の過酷事故に見舞われ、長崎の原水禁世界大会に参加しましたので、様々な思いが重なりました。 このアニメは、長崎への原爆投下後の惨状や懸命に働く医師看護師達が献身的に働く様子を描いたものです。
上映後の 監督のトークではこのアニメ映画を持ってアメリカの国連総会に行き、現地の学校で生徒や親たちと話し合った、アメリカでは広島・長崎への原爆投下は戦争終結を早めた功績とされていますが、上映した学校では「今日は原爆の実態と影響に限って話し合おう」と。
「こんな悲惨だとは思わなかった」「広島・長崎の原爆を経験した日本が、なぜ、フクシマを繰り返すのか」などの意見が出たとの話には、全くその通り。 また、日本でも広島や長崎の平和資料館でむごたらしい遺品を見てもそれだけだけど、アニメはストーリーがあるので、悲惨さを実感した」との日本の子どもたちの意見もあるそうです。
圧巻は、アフリカのこどもたちが、心を込めて、「日本の皆さんのために祈ります」と歌うシーンでした。日本の惨状に心寄せ、涙を流し復興を心から願い祈る・・・・これは今回の大震災やHUKUSIMAの惨状からの復興を祈る世界からの励ましに通じるものがありました。