ミセスMの毎日がチャレンジ

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年度更新の時期です。。。

2008年04月12日 | 社労士の目
 年度更新の時期です
社労士の仕事として、年に2回必ずしなければならないことがあります。
それが、春の「労働保険の年度更新」と夏の「社会保険の算定基礎届」です。
顧問先に事故も相談も何もないようなときには、これだけのお仕事のときもあります。
まぁ、実際は、何やかやと月に何回かは関わっていますが・・・。

 「労働保険の年度更新」は、建設業とかの有期事業以外は、去年の4月から、今年の3月までにその会社で働いた人のお給料を計算して、保険料を割り出します。
労災保険と雇用保険とに分けて計算し、去年の分の確定保険料と今年の4月から来年の3月までの概算保険料を合計して保険料として収めます。

 つまり、去年の確定は、一昨年の概算より多いか少ないかで、不足額が出たり、充当したりします。
保険料が40万円を超えていたら、3回に分けて分納することができます。
うちの顧問先は、SRという社会保険労務士が加入できる「事務組合」に特別加入してもらっているところが多いので、40万円以下でも、分納できます。
これは結構大きいメリットやと思います。

 本来「労災保険」というのは、「労働者災害補償保険」といって、労働者の災害に対して支払われる給付のことです。
でも中小零細、特に建築関係では、事業主も労働者と同じような仕事をしているのが当たり前。
そんな事業主を助けるためにできたのが、「特別加入」という制度です。
給付内容はほとんどおんなじ。
給付基礎日額という、休んだら1日いくらもらえるという金額を自分で決められるところが違うぐらい。

 この「年度更新」も、夏の「算定基礎届」ももうすでに電子申請に移りつつあります。
何度も研修を受けているけど、使い勝手の悪さはこの上ない。
まだまだしばらくは手書きでいくかも・・・。
でも来年からは、この春と夏の手続きが、厚生労働省の1本化によって、同じ時期になるみたい。
忙しくなる時期が重なって、大変なことになるかも・・・。
そうなってくると、やっぱ電子申請かなぁ。