
そもそも、オートバイと言う乗り物が作られて、そこからメーカーによる開発合戦に合わせた形で「オートバイレース」が行われる様になり、
シンプルに語ればそんな流れで現在に至る訳ですが、その発祥は非常に古い時代からヨーロッパ圏にありました。特に英国イギリス、イタリア、
オーストリア、ドイツなどがそうです。逆に日本メーカーのオートバイレース参戦は50年代の後半から60年代に入ってからの事で、それまでの
長い歴史を紐解けば、あくまで新参者であり、ヨーロッパ人からすれば日本のオートバイなんて「アジアの一国に過ぎない」んですよね。それ
でも技術の国、日本ですから70年代から80年代にかけて飛躍的に他国のオートバイを圧倒することになります。2010年代までは常に日本のメ
ーカーがレースの大半を支配しており、ホンダ、ヤマハ、スズキの日本製マシンに乗らないと勝てないって流れが長期間に渡って続いていました。
しかし、ここ近年、特に2021年から現在の2025年にかけてはイタリアの「ドゥカティ」が圧倒的な速さでレースを支配してる傾向で、それに
続く流れでオーストリアの「KTM」や、イタリアの「アプリリア」などもその後を追従してる状況です。で、肝心のホンダやヤマハに関しては
それまでの勢いを一気に失い下位に沈むレースばかりだったりします。今年に入ってちょっとヤマハの「クアンアラーノ選手(ゼッケン20番)」
が活躍していますが、他はサッパリ。あの「マルクマルケス選手」も長年在籍したホンダ(HRC)を離れ現在はドゥカティのチームで走っていま
す。で、本題ですが、そもそもヨーロッパで生まれた「オートバイレース」なので、ヨーロッパの人達からすればヨーロッパのメーカーに勝って
もらいたい気持ちってのは昔からありました。要はそれがここに来て「ついに実現した!」ってのが本音の部分となるのですが、あまりに急激な
変化に正直、ボクなんかは戸惑いを感じずにはいられません(笑)。何か政治がらみ?開催団体の裏工作?実際のところは分かりませんが、何か
意図的な要因があって今の状態ってのが生まれてる気がしてなりません。とにかく「ヨーロッパのメーカーマシンを勝たせたい!」ってのがある
気がするんですよね、本当かどうかは分かりませんが、もし卑劣な手口で今の状況が生まれてるとしたら我々日本人からしたら「卑怯!」としか
言いようがないですよね。(笑)
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