
機械式キャブとインジェクション、プロの解説者の様な難しい説明はしたくなので簡単に…。
要するに「目的はどちらも同じ」です。(笑)
どちらも、ガソリンと空気を混合させて、エンジン内に送り込むための装置です。
では、何が違うかというと、ズバリ!それを機械の仕組みで行うか、コンピューターで行うかの違いです。
当然、精度はコンピューターで行う「インジェクション」の方が優れています。
スロットルとの連携で、適正な量を「自動的」に算出してくれますからね。
朝一の冷えてる状態であれば、自動的に回転数を上げてくれますし、
あったまれば自動的に回転数を下げてくれます。
これが「インジェクション」の良いとろなんですよね。
逆に「機械式キャブ」は全てが機械部品で出来てるので、調整に関しては「人間の協力」が必要です。
同じように朝一にエンジンが冷めてれば、人がチョークを引きスロットルとの調整で、
エンジンが温まるのを待ち、出発するまでエンジン状態をコントロールしなくてはなりません。
これが「機械式キャブ」です。
さかのぼれば、かつてガソリンエンジンを積んだオートバイが出来た時に「機械式キャブ」は存在していました。
ざっくり言えば、当時と現在のものと構造的には、ほぼ変わっていません。
部品として「長い歴史」を持ってるんですよね。
もし、この古い「機械式キャブ」の利点を述べるとすれば、
修理に対して、比較的簡単に治ると言う事です。
もし、調子が悪くなって直したいなら部品さえあれば誰でも直せます。
もちろん知識は必要ですが、やってやれないことはない。
逆に「インジェクション」は、これが出来ないんですよね。
全てがコンピューターで制御されてるため、構造が複雑で簡単には直せません。
結局はアッセンブリー(全部)交換しないと行けなくなります。
ざっと2〜4気筒で純正でも新品なら10万円はします。
これが「インジェクション」の欠点といえば欠点です。
しかし、こんな事が起こることはまれで、まず壊れませんけどね。(笑)
もし、壊れたとしたら年数からくる劣化か、最初からの不良品です。
今日は、簡単に「機械式キャブとインジェクション」の違いをお話しました。(笑)
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