
この映画の公開は1988年の7月16日からなので、今から35年前の映画となるのですが、現在でも非常に多くのファンがいて、特に原作の内容
に関しては、当時の最先端を行くシナリオとしてとても有名ですよね(笑)。ボク自信もこれまでに何度も見返していますし、また何回見ても
「面白い」と感じます。そんな映画「AKIRA」ですが、今日注目したいのはその中に登場する「金田バイク」です(笑)。いわゆる主人公の
「金田正太郎」が盗品として所有する、非常にセンセーショナルなメーカー不明のオートバイで「空想」の中にあって、いずれ現実にこう言った
オートバイが実在する時が来るんじゃ無いかって思えるほど、リアルで魅力的なオートバイだったりします。実際、一時期流行ったビッグスクター
の出現は、一説にこの「金田バイク」からインスパイヤーされてると言われています。(本当かどうかは謎です…けどね(笑))で、実際には
存在しないあくまで「空想のバイク」ではあるのですが、考案した「大友克洋」さん曰く、アメリカ映画「TRON」(1982年公開)で登場する
「ライトサイクル」をモチーフにデザインしたと言っています。具体的には車体を半分に分割してメカニカルをデザインしたと書かれています。
またその独創的なスタイルは今もなお「SFバイク」として影響力を持ってる状況で、実際に現車の「レプリカバイク」も多く製作っされていたり
します。また一応ですがこの「金田バイク」にはちゃんと「性能が設定」されており、駆動は両輪(二輪)駆動でバックも可能、コンピューター
電子制御によるABS、1万2千回転まで回る改造されたモーター、そして200psの最高出力、さらに劇中でもありましたが、モーターの回転が
5.000回転を下回るとエンストすると言った事まで細かく設定されていたりします(笑)。で、もっと細かく説明があり、この「金田バイク」は
ハイブリッド車であるとされています。いわゆる発電にはエンジンを使用しており、駆動自体はモーターが担うと言った構造で、基本的にトランス
ミッションはAT、厳密には1人乗りですが無理やり2人乗る事も可能となってて、また面白い設定の1つに「スライドブレーキ」というものが搭載
されてるらしく、ブレーキを掛けると自動的にサイドに車体がスライドする仕組みにもなってると書かれています。まぁ、これを言ってしまえば
「おしまい」ですが、空想のオートバイでありながら、ここまで細かく設定がなされてる辺りはさすが「大友克洋」さんと言った気がします。また
ボクがこの映画を見て一番驚いたのは「2020年の東京オリンピック」の設定です。劇中に現れる旧市街地の工事現場や、建設中のスタジアムは
「東京オリンピック」の会場を再現したものなのですが、1988年の時点で2020年に東京でオリンピックが開催されるこ事を「予言」してるんです
よね。もちろん偶然だと思いますが、これだけ信憑性があると、どこか見えない説得力を感じますね(笑)。以前、仮面ライダーの「サイクロン号」
や、キカイダーの「サイドカー」をこのブログの記事にしたことがありますが、今日は架空でありながら、どこか現実の「未来を予感」させる
オートバイ「金田バイク」を考察してみましたが、いかがだったでしょう!(笑)
あのバイクは、『きっといつか出てきてくれる。
いつか手が届く』と信じても良いデザイン(設定)です。
思えば薄型テレビや電気自動車、携帯電話にスマートフォン(超小型のパソコン)にインターネットあるいはドローンなどなど、自分たちが子供の頃に『未来の道具』だった物が今は普通にありますよね(笑)
ならば…彼のバイクも具現化可能なのでは、と今日もいい大人が思っています。
もっとも自分が乗るにはピーキー過ぎて無理そうです(笑)
少し前にテレビシリーズ&映画「スタートレック」で使われてるアイテムの半分が現在実際に存在し、
使われてるって内容の記事を見た事がります。
まさに「スマホ」や「タブレット」、「液晶テレビ」や「有機EL」、「ドローン」などもそうですね。
最近は、ネットを通して「AI」技術が一般的に用いられており、
簡単に画像の補正や、質問に答えてくれます。
ジュゲムさんが言うとおり、昔、夢のアイテムだったものが時代を超えて
「現物のものとして実際に使われてる」ことは
間違い無いですね!(笑)
この「AKIRA」はボクだとリアルタイムで見た世代で、
実際、最初はボク自信も映画館で見た記憶です。
当時は、いちいちリアリティーが高いメカデザインだとだけ、思ってはいましたが、
実際にそうなるかどうか?はボンヤリ考える程度でした。(笑)
35年経つとまさに今にも登場しそうです。(笑)
ジュゲムさん同様、この「金田バイク」ってかなりピーキーな仕様なので、
ボクも乗るのは無理な気がします。(笑)
ありがとうございます。