2008年の新排気ガス規制を境に、各社それであったモデルをどんどん廃盤化する中、
奇跡的に生き残ってくれたのがこのホンダ「CB400スーパーフォア」だったりします。
ヤマハ「XJR400」やカワサキ「ゼファー400χ」「ZRX400」、スズキ「イナズマ400」など、
このタイミングで全てカタログ落ちしてしまったのですが、
このホンダ「CB400スーパーフォア」だけ燃料噴射装置であるPGM-FIを装備し、
排気ガス規制をクリアさせ、現在でも新車で売られています。
90年代からあった高性能バイクとして生き残ったのは、この「CB400スーパーフォア」たった1台のみです。
どうゆう意味で残しかはよくわかりませんが、とりあえず人気があるのことは間違いないです。
現行型は初期モデルから言うと3代目にあたり、
形式名称は「CB400SF HYPER VTEC Revo (NC42)」です。
エンジンは「CBR400R」から20年以上にわたって搭載されてきた「NC23E型」から、
新設計となる「NC42E型」に移行。
そのエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が399cc。
最高出力は53psで6速MT、電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉との組み合わせです。
タイヤサイズはフロント120/60ZR17M/C(55W)、リア160/60ZR17M/C(69W)。
ガソリンタンク容量が満タンで18リットル、平均燃費は約20kmです。
1回の給油で走れる航続距離が約360kmという計算になります。
とにかく現在売られている他のコストパフォーマンス400ccモデルと比べ、とても高品質に作られており、
それがゆえに新車価格もABS付きで¥844,560(税込)とかなり高額です。
姉妹車に「CB400 SUPER BOL D’OR」がありますが、こちらになると、
100万円を超える仕様まであります。
結局ですが、他社が存続を諦めた背景にはこのコストの問題があったからなんですよね。
インジェクション化し、排気効率を見直すことで開発・生産経費がかさみ、
大型バイクとさほど変わらない価格帯になってしまうことで、
売れなくなると考えたようです。
そう考えるとさすがホンダですね!
「CB400スーパーフォア」を廃盤化することなく売ってるあたり、
他じゃ真似できないホンダの底力を感じます。
カスタムすることで600ccクラスに近づくことが出来る性能を誇る「CB400スーパーフォア」、
中型普通免許までの方にとっては嬉しい1台じゃないかと思いますね!(笑)
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