ヤマハが誇る「ネイキッドスポーツ」と言えば、真っ先に思い出されるのがこの「MT」シリーズだと思うのですが、最高峰に君臨するモデル「MT-10」以外は、
ヤマハでは珍しい「コストパフォーマンス」を前提として設計されています。特に今回ご紹介する、この「MT-09 SP ABS」はリッター近い排気量を持ち、
さらに高品質なパーツを搭載しながら100万円少々で買えるお買い得車でもあります。そんな「MT-09」でも上級者モデルとなるのが今日ご紹介するこの「MT-09 SP ABS」です。
で、標準モデルとの違いはリアの「オーリンズ製の高級なサスペンション」が搭載されてるところです。また、昨年の2021年にはフロント周りを中心としたマイナーチェンジが行われており、
それと同時にこの「SP仕様」も誕生しています。そのスペックを詳細に見てみますと、まずエンジンは水冷式4スト並列3気筒DOHC4バルブで、排気量が888cc、最高出力は120psで、
最大トルクが9.5kgとなっています。また車重(乾燥重量)は190kgで、ガソリンタンク容量が14リットル、市街地での一般燃費が大体20kmなので、
満タンからの航続距離は約280kmと言う計算になります。さらにフレームはアルミ製のダイヤモンド式で、スイングアームもアルミ製、アシスト&スリッパークラッチが装備されており、
他にもアップダウン式クイックシフターや、走行モード(4モード)、極端なエンジンブレーキなどに対応する「IMU」にトラクションコントロール、スライドコントロール、
リフトコントロールシステムが搭載されています。また、3.5インチフルカラーTFT液晶メーターや、クルーズコントロールシステム、ETC、USBポートなども標準装備されています。
これで基本モデルが1.100.000円(税込)で。「SP仕様」で1.265.000円(税込)となっています。さすがコスパ設計されてるだけあって結構お安いですね。(笑)
この「`MT-09 SP」はレースなどを起点に置いてるモデルではなく、あくまで一般道を快適に速く走る(特にツーリング)事を目的として作られています。
なので、ツーリングに向けて使いやすいオプションパーツが純正パーツからも揃っており、大型のスクリーンバイザーや専用のマニアケース、追加のアタッチメントなども売られています。
もちろん200kgを切る軽さに120psと言うエンジンパワーは、リッター系スポーツネイキッド系とほぼ同等の性能を持っていますから、操作も楽で速く走る事が可能なバイクとも言えます。
ヤマハでも大型バイクで一番売れてる「MT-07」の次に人気モデルとなっていますし、新車で買いやすい価格なので、見た目のデザインが気にってる方ならお勧めの1台と言えそうです。
ただ、ボク個人としてはこの新型「MT-09 SP ABS」ってあまり好きなデザインではありません。(笑)
何度も過去に書きましたが車体に対して小さ過ぎるヘッドライトや、リアの唐突に切れて無くなってるフォルムがどうしても好きになれないんですよね。
これは現在のオートバイデザインの流行りと言える部分ですが、どうしても受け入れることが出来ない、ボク(現在56歳)がオヤジってことなのかもしれないです。
ただ、そうゆう意味では現行型より、初期型の方がまだマシだと思っちゃってて、どうしてもボクがこの「MT-09 SP ABS」を買うならある程度のカスタムを考えてしまいそうです。
まぁ、これはあくまで個人的なデザインの好みを言ってるだけで、決して性能とは何んの関係ないので、ただ単に他人の好みの話として聞き流して下さい。(笑)
で、逆にこのヤマハが設計した「3気筒エンジン」は姉妹車の「XSR900」同様、面白いエンジンで、2気筒の俊敏性と4気筒の滑らかなレスポンスの中間に位置する味付けがなされており、
900ccもある排気量を全く思わせない軽快な乗り方が出来るものだったりします。実際、ボクの知る仲間が乗っていますが、自身で絶賛していますしね。
色々書きましたが、とにかくコスパに優れており、個性的で走りもバッチリ!、スタイルに惚れてるライダーさんなら迷わずこの「MT-09 SP ABS」がお薦めと言える気がします。(笑)
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