多分、世間のほとんどの人が、速いバイクはエンジンの「パワーが凄いから」と思ってるでしょうが、
厳密に言うと、それは間違いです。(笑)
実は、速さを体感するのは、エンジンパワーではなく「トルク力」です。
正確には「最高速を得るのがパワー」で「加速力を得るにはトルク力」が必要になります。
で、実際、人がその速さを感じるのは「最高速」より「加速力」ですよね。(笑)
一瞬にして大きな力が働き、物凄い勢いで走り出したり、
普通に走ってるところから、スロットをちょっとひねっただけで「一気に加速」をした時にこそ、
人って、そのオートバイの「速さを強く感じる」訳です。
実際は、ありえないスペックかもしれませんが、
仮に、あるオートバイのエンジンパワーはマックス200psあるけど、トルクが10kg以下のオートバイと、
逆にエンジンパワーは100ps以下だけど、トルクが15kg以上あるバイクを比較した場合、
確実に後車の方が「体感的に速く感じる」はずです。
分かりやすく言うとそうゆう事です。(笑)
なので「速いバイクを手に入れたい」と考える人は、
スペックを調べるとき、重要になるのはパワーより「トルク」と言う事です。
この事は、知ってる人もたくさんいらっしゃるでしょうが、意外に知らない人もいる気がします。
要するに、パワーは最高速を得るためにあり、加速力はトルクで得る事を知っておいた方が良いです。(笑)
世間ではどうしても、速いオートバイを求める人にとって、パワー重視でオートバイを見る傾向ですが、
これは、厳密には間違いです。
もちろんパワーのあるオートバイはそれなりのトルクも持っているので、
必然的に速いバイクが多いですが、しっかり「トルク力」を調べておく事をお勧めします。
あと、以前にも書いた気がしますが「パワーウェイトレシオ」ってのも知っておいた方がいいです。
パワーウェイトレシオとは「車重とパワーの対比」の事です。
いくらパワーやトルクが高いオートバイでも重量が250kg以上あるオートバイと、
そこそこのパワーとトルクを持つオートバイで重量が200kg以下のオートバイとでは、
その体感スピードは、ほとんど変わらないと言う事です。
昔の2ストレプリカの様に、異常なぐらい軽量に作られたバイクだと、
現在の大型バイクより、下手をするとそっちの方が速いってことも考えられます。(笑)
それぐらいパワーウェイトレシオは重要な訳です。
総評すると「パワー+トルク+重量」がどうであるか?と言う判断のもと、
本当に速いオートバイは「どれであるか」を知る事が出来ると言う事です。
まぁ、それを追求して行くと結果的には、リッター「SS」系のオートバイになってしまうんですけどね!(笑)
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