もう、どこか忘れかけてる人も大勢いると思いますが、
80年代から90年代に駆けてって、大型バイクの需要はそんなに大きなものではありませんでした。
理由? そう、この頃はまだ「限定解除」の時代だったからです。(笑)
今でこそ大型バイクの免許って、簡単に「教習所で取得できる」様になっていますが、
この時代に大型免許を取得するとなると、試験場での一発試験で、かなり「難関」の頃だったからです。
また、この時期は「中型バイク全盛期」でもあり、過去最高のオートバイブームでもありましたよね。
その中でも、4ストエンジンに関しては「400ccクラスが最高峰」に見られていた訳ですが、
人気のクラスという事で、当時さらに開発力が進み、90年代に入り後半に登場したスポーツバイクの中でも、
他を圧倒する性能を誇っていたのが、このホンダ「RVF400(NC35)」です。
それまでの「VFR400(NC30)」からの進化版でもあり、ホンダワークスが耐久レースなどで投入していた、
ワークスマシン「RVF750(NC45)」の400ccモデルとして登場したオートバイで、
レース用に設計された「V型4気筒DOHCエンジン」は馬力規制で53psに抑えられていましたが、
吸排気の交換だけで70ps以上まで簡単にパワーが上がる優れたエンジンを搭載していました。
多分ですが、今の大型ミドル(2気筒エンジン搭載で600〜700cc)とほぼ同等の性能を持ってたと言えます。
さらには、とてもコンパクトにまとめられたデザインや、ふんだんにアルミやカーボンなどを使った軽量ボディー。
回せば、ストレスなく走る、今の時代でも十分通用する「驚異の中型バイク」です。(笑)
もし、この「RVF400(NC35)」を今風のデザインに置き換えて登場させれば、
新車価格は確実に100万円以上になる事でしょう。
現在でも、たまに街中を走る姿を見る事がありますが、ボク世代だとつい見入ってしまいます。(笑)
懐かしさと共に、当時、最高のオートバイだったという思い出が蘇るからですが、
もし、現在ボクが大型バイクの免許を持っていなかったとすると、
間違いなくこの「RVF400(NC35)」を探して購入してると思います。
同世代の皆さんがそう思ってるかどうかは分かりませんが、ボクにとっては「今でも最強のマシン」だと思っていますし、
憧れの1台である事は間違いないですね!(笑)