栗原市では,金成,高清水を中心に約20haのりんご栽培が行われています。生産されるりんごは“みつ”がたっぷり入った完熟品であるのが特徴で,特に「ふじ」は栗原市の地域ブランドである「栗原ブランド」の認定を受けており,県内でも有数の高品質なりんご生産地となっています。
しかしながら,これまで問題となっていなかった新たな害虫(「ヒメボクトウ(幼虫が枝や幹に食入)」,「スモモヒメシンクイ(幼虫が果皮下を筋状に食害)」)の発生が隣接地域で問題となっており,これらの害虫による被害拡大を未然に防止するためには,まず発生消長を把握する必要があります。
そこで,当普及センターではフェロモントラップ調査を通じて発生消長を確認し,その状況に応じた効果的な防除技術を検討・実践します。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144