宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

耕谷アグリサービスの『福興餅』が販売されています

2012年02月20日 10時45分01秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

名取市の(有)耕谷アグリサービスは, 耕谷地区の担い手として, 大規模な土地利用型農業を実践するとともに, 耕谷産のもち米を使った製品の加工・販売に取り組んできました。みやこがねで作った餅は「耕谷もち」と呼ばれ, 名取市の地域ブランドとして広く知られてきました。
しかし, 津波により耕谷地区は浸水の被害を受けたため, 平成2 3 年度はもち米の作付けをすることはできなくなりました。このため,耕谷産のもち米を使用することはできませんでしたが,県内産のみやこがねを原料として「福興餅」の製造を始めました。
年末には白切り餅の他に, エゴマや紫芋をはじめ, 黒豆, よもぎが入った豊富な種類の色餅が製造され, 毎年数多くのお客様が喜ばれています。この色餅は年末のみの販売となりましたが, 白切り餅は現在も販売されています。
常務取締役の佐藤克行さんは,「来年は除塩工事も進むので, 2 0 h a 前後のもち米を作
付け予定です。エゴマなどの材料も含め, 耕谷のものを使った耕谷もちを作りたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。と今後の目標を話してくれました。
復興への願いが込められた「福興餅」は,同社の事務所でお求めいただけるほか, 同社ホームページに掲載の注文書に必要事項を記載の上, F A X でご注文いただけます。
(有)耕谷アグリサービス 電話: 0 2 2 - 3 8 1 - 5 3 3 8 F A X: 0 2 2 - 3 8 1 - 5 3 3 9

亘理農業改良普及センター  0223-34-1141

 


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小麦「あおばの恋」の品質向上を目指して

2012年02月16日 17時35分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成24年2月14日,市内の小麦生産者15人が参加し,豊里の「あおばの恋」栽培ほ場及びJAみやぎ登米豊里支店を会場に「小麦あおばの恋栽培検討会」を開催しました。
 今年の小麦は,低温や積雪の影響により生育が遅れているほ場が目立ち,一部のほ場では,葉が部分的に枯れたり,褐色や紫色になっている株も見られました。 また,雪が早く解けたほ場では白鳥等の食害が目立ち,地上部がきれいに剪葉された様になっていました。 生産者からは収量が心配と不安の声が聞かれましたが,今の時期の食害は,ほとんど減収につながらないとの説明を受け,安心していました。
 5か所のほ場を見学した後,支店の会議室に移動し,総合検討を行いました。
 当普及センターからは現在の生育状況と今後の管理について,また古川農業試験場の研究員からは収量とタンパク質含有率を高める施肥方法について,最新の研究成果の報告がありました。
 参加した生産者は,新しい施肥方法に高い関心を示し,実需者が期待する小麦を提供するためにも,高品質の「あおばの恋」生産に意気込んでいました。
普及センターでは,高品質麦生産に向け,生産者・関係機関一体となった取り組みを今後とも進めていきます。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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安全で環境に優しいメロン作りのために講習会を開催

2012年02月16日 17時25分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

登米市米山町では網目模様の美しい「アールスメロン」を栽培しています。今回はJAみやぎ登米米山営農センターメロン部会の会員10人が参加し,土壌改良と育苗に関する講習会を開催しました。

講習会では,普及センターから土壌診断結果に基づき,診断シートの見方や診断結果の傾向と対策について,あわせて育苗方法について説明しました。会員の多くは減農薬・減化学肥料栽培で環境にやさしい農業を実践しており,土づくりについても熱心に取り組んでいます。そのため説明終了後は,「土壌診断結果に基づいてどの程度減肥したら良いのか」,「今後新しい資材を試してみたいがどのような特徴があるか」といった質問がありました。また,メロンはネットの張り方や糖度向上に向けて厳密な栽培管理が要求されるため,部会員は一層の管理方法向上に向けて熱心に意見を交わしました。

また,普及センターからは,管内でもいちごやなすで普及しつつある天敵資材について紹介し,減農薬や省力化に効果があることを説明しました。天敵資材はメロンに害を及ぼすハダニやアザミウマ類を低減する化学農薬に代わる新しい手法です。この他,より安全・安心なメロンを消費者に届けようと,収穫前に放射能調査を実施することを話し合いました。

普及センターでは,新しい技術や放射能に関する正しい知識を栽培者に紹介し,より安全で環境にやさしい農産物の生産に向けて今後も支援していきます。

 

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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感謝を込めてそば打ち交流会を開催

2012年02月16日 17時20分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 市内若手農業者のグループ「登米市4Hクラブ」(会員18人)では,地域や消費者との交流を目的に,昨年度から登米市東和町米谷地区の遊休農地を活用してそばの栽培に取り組んでいます。今回は農地を貸していただいている方や,地域の直売グループ「カタクリの里」会員の方に,感謝を込めて手打ちそばを振る舞う交流会を開催しました。
 今回の交流会に向け,クラブ員はそば打ちの講習を受けたり,自分達で練習会を開催し,そば打ちの技能を高めてきました。交流会では,クラブ員が栽培したそばから挽いたそば粉と,豊里町のクラブ員も栽培している小麦「あおばの恋」を使用し,二八そばを打ちました。そば打ち作業には直売グループの方も加わり,和気あいあいと親交を深めながら,そば打ちを楽しみました。
 茹で上がったそばは,こしが強く,食べ応えのあるものになり,直売グループの方も美味しそうに完食しました。また4Hクラブ員も,慣れないそば栽培は大変な作業もあったけれど,美味しいそばを味わったり,直売グループの方々の笑顔を見ることができて,苦労の甲斐があったと話していました。当普及センターでは,今後も登米市4Hクラブの活動を支援していきます。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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宮城県農村教育青年会議で全員受賞!!

2012年02月16日 17時17分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 市内若手農業者のグループ「登米市4Hクラブ」(会員18人)では,平成24年2月4日に仙台市で開催された「平成23年度宮城県農村教育青年会議」に,「プロジェクト発表」1人,「農村青年の主張」2人,「クラブ活動発表」1人の計4人を派遣しました。
 4人の参加者は,1月22日に開催された「登米市農村教育青年会議」で優秀な成績を収めて派遣が決定され,その後は連日のように普及センターに通い,発表内容や原稿のチェック,発表態度や発表時間の確認など,県大会に向けて準備を行いました。
 当日の発表では,気負いのあまり発表時間がオーバーしてしまったりしましたが,4人とも準備に時間をかけた成果か,堂々とした発表ができました。
 審査の結果,プロジェクト発表の部で佐藤瑛彦さんが最優秀賞,農村青年の主張の部で大槻雄一郎さんが優秀賞,梅基瞬さんが優良賞,クラブ活動発表の部で菅原達徳さんが優秀賞を受賞し,参加した4人全員が受賞する快挙となりました。さらに,プロジェクト発表の部で最優秀賞となった佐藤瑛彦さんは,11月に予定されている東北大会に派遣されることも決定しました。
 本会議までの準備や当日の発表経験は,自らの農業経営の道筋や覚悟を再認識し,地域のクラブ活動を振り返る良い機会となったと思われます。
 普及センターでは,今後も登米市4Hクラブの活動を支援していきます。




〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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登米市農業士会が地域農業振興懇談会を開催

2012年02月16日 17時14分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 登米市農業士会(会長:佐々木まき子,会員21人)では,農業後継者育成に向けた活動のほか,自己研鑽に関する活動を積極的に行っています。
 平成24年2月3日(金)に,登米市内の女性農業者(アグリレディーズネットとめ及び登米地区農村生活研究グループ連絡協議会)及び登米市4Hクラブ員と合同の「地域農業振興懇談会」が開催されました。
 今回は,平成23年度農林水産祭で日本農林漁業振興会会長賞を受賞された芳賀よみ子氏を講師に招き,「農家経営と地域活動を支えた芳賀家のパートナーシップ」の演題で,個別農家の経営発展と地域活動への参画の両立について講演いただきました。
 講演では,女性の社会参画には家庭内での位置づけや役割が明確であること,経営移譲は後継者が30才くらいで,親がまだまだ元気で後継者を支援できるうちがいいことなど,参加者が自分の経営を改めて考えさせられるような内容でした。特に,夫婦同伴で参加された農業士の方々は,自らの経営や後継者について,二人で一緒に考える良い機会になりました。
 閉会後には懇親会が開催され,お互いの経営や後継者等について掘り下げた情報交換が行われ,今後の各参加者の経営や各団体の活動をより積極的に運営していくための原動力になったものと思われます。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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ドレッシングの商品化へGO!

2012年02月16日 11時54分06秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 地域資源を活用した新たな商品の開発を進めるため,2月8日(水)岩出山公民館調理実習室で大崎市産業経済部との共催により「ドレッシング商品開発講習会」を開催しました。
 農産物直売所等で販売するため,特別な加工場が無くても取り組むことが出来る品目としてドレッシングに着目し,全国の地域特産ドレッシングの商品開発に携わっている(株)キースタッフ高橋征雄講師を招いて,ドレッシングを調合する際に注意することやそれぞれの成分の役割などの講義の後,鬼首のブルーベリーを使った乳化液状ドレッシングと,岩出山のラズベリー・ブラックベリーを使った分離液状ドレッシングの開発実習を行いました。試食・情報交換では,「おいしい」,「次は別な食材で作ってみたい」,「イチゴにかけるとイチゴの甘みが増すようだ」などの感想があり,果物のドレッシングは果物と相性がいいという発見もありました。高橋講師からは,「皆さんの目の輝きを見て,商品化されるのが楽しみです」とのコメントがあり,参加者もドレッシングの商品化に意欲を見せていました。普及センターとしては今後とも,意欲ある農業者の商品開発を支援していきます。 

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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放射能対策を実践するために正しい知識を身につけよう

2012年02月16日 11時45分00秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 南三陸農協気仙沼支店では毎年年始めに,集落の指導的な立場である実行組合長の会合を開催し,農業情勢などについて講話を聞きながら研鑽を積んでいます。
  昨年の東日本大震災による福島原発事故は農業場面にも大きな影響を及ぼしており,復興には長い期間を要します。原発事故に伴う放射能・放射性物質の問題に対し適切な対応をするためには基本的な知識とともに最新の知見・情報が欠かせません。そこで,普及センターより「放射性物質の基礎知識」と題して,実行組合長会において講話を行いました。この中で,放射能の単位や放射線強度と健康との関係,今後の栽培における注意点などを紹介しました。参加者は自分の営農に関わる問題だけに,用語のベクレルとシーベルトの関係についての質問が出るなど熱心に研修に参加していました。
  普及センターでは安全な食品を供給することと農家が安心して栽培することを目標に生産物モニタリングを実施しながら技術的な支援を展開していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター    先進技術班
     〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
           気仙沼合同庁舎本吉分庁舎
       電話   0226-29-6044


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認定農業者らが研修・交流会を開催

2012年02月16日 09時01分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 2月1日に大崎市内で,大崎地域認定農業者連絡協議会が主催する研修・交流会が開催され,約140人が参加しました。
  この研修交流会は認定農業者らの手により毎年開催されている行事ですが,今年は,”現在日本が対応を迫られているTPPへの参加について知りたい”との声があり,宮城大学副学長(事業構想学部長)の大泉一貫先生に講演を依頼しました。
  講演では,”わが国の産業政策が経済の発展を阻害しており,市場を拡大するためには自由貿易が必要だ”という視点から,こうした自由化に向けた流れの中で強い農業経営をどのように構築するかについてお話がありました。
  出席した農業者たちからは,”大泉先生が提案する農業の強化策には納得するものの,さらなる経営規模拡大への道のりは容易ではない”といった意見が出るなど,真剣な議論が交わされました。
  研修終了後の交流会では,各市町の協議会が自慢の食材を持ち寄り,地産地消の味を楽しみながら,賑やかに意見交流を行いました。
  今回の研修・交流会により大崎地域の農業が世界に飛躍する契機になり,それが地域活性化の一助になることを期待しています。そのために,普及センターも様々な機会を捉えて支援をしていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229(91)0726  FAX:0229(23)0910


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パソコン簿記講座開催中

2012年02月15日 13時06分04秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 仙台農業改良普及センターでは,今年も複式簿記を経営改善に活かしていただくことを目的にパソコン簿記相談会を開催しています。普及センターを会場に,パソコン簿記に関するご相談に個別に応じています。確定申告の締切が近づくにつれて参加者も増え,決算処理に関する相談を多く受けるようになってきました。仙台普及センター管内の参加を希望される農家の方は是非ご参加ください。事前に下記の連絡先に電話にてお申し込みくださるようお願いします。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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