当普及センターでは,将来的に渡って安定的で活力ある集落農業が営まれるよう関係機関と連携しながら,土地利用型の集落営農組織を対象に法人化を支援してきましたが,去る12月18日に柴田町船迫集会所で「農事組合法人千代ノ川」創立総会が行われました。
農事組合法人千代ノ川の前身は,千代ノ川農業生産共同利用組合で4戸のオペレーター型組織として柴田町船迫で昭和60年から30年間ライスセンターを中心とした機械の共同利用で土地利用型作物の作業受託を中心に行ってきました。
高齢化に伴う離農者の受け皿となり地域の不耕作地の解消を進め,農用地を保全しながら農地集積を図るため,農業生産法人化を検討してきました。
組合作業に従事している組合員4名と家族とともに,関係機関や税理士等の専門家の指導を受けながら,法人化計画を発起人会をいくども開催して合意形成を図り,構成員4名とその家族のオペレーター型組織で水稲・大豆・飼料用米の栽培や水稲の収穫・調製の受託作業を含め延べ約28haの耕作計画面積の法人設立の準備をしてきました。
当日は,法人の構成員4名やその家族,来賓として柴田町長やJAみやぎ仙南代表理事組合長,普及センター所長など,多くの関係機関の方々が出席しました。
当日提案された事業目論見書・定款,役員選出(理事4名)が原案どおり承認され,法務局へは年明けの第一営業日である1月4日(月)に登記申請を行う予定です。
直後に開催された第1回理事会で代表理事に発起人代表であった岩間良隆氏が選任されました。
当普及センターでは,当法人の安定的な経営体制確立を図るため,町・JAなど関係機関と連携しながら技術・経営支援に取り組んでいきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138