平成25年10月11日、大崎市鹿島台地区でデリシャストマト現地検討会が開催されました。デリシャストマトは品種「玉光デリシャス」を節水栽培して作られる高糖度トマトのブランドで、本地区の4戸2法人により生産されています。例年、デリシャストマトの定植は10月中旬に行われており、今回の検討会では定植を控えた苗の生育や病害虫の発生状況について確認を行いました。
ここ数年は夏から秋口にかけての高温により着花が遅れ、定植が11月までずれこむ傾向がありましたが、今年は秋口の涼しさから着花が順調に進み、昨年より一週間ほど定植が早まる見込みです。また、今年は下葉の老化が早い苗が多く、次年度の良苗生産に向け、育苗時の施肥や水管理について検討がなされました。
現地検討の後は、普及センターから防除薬剤一覧表の配布や農薬登録変更に関する情報提供を行い、効率的な病害虫防除について検討が行われました。生産者からは生物農薬の利用などについて積極的な質問がなされ、今年の生産に向けた有意義な情報交換の場となったようです。普及センターでは今後もこうした活動を通じて、園芸生産を支援して行きます。
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美里農業改良普及センター 先進技術班
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