平成23年9月7日,JAみやぎ登米豊里支店を会場に「小麦新品種あおばの恋に関する意見交換会」を,当普及センターと古川農業試験場の共催で開催し,「あおばの恋」を生産する市内農業者や,卸業者,製粉業者,製麺業者,産業技術総合センター,宮城大学などの関係者32人が参加し,産学官・農商工連携の検討が行われました。
普及センター,白石興産,宮城大学及び古川農試から調査結果や研究成果等を発表し,現在の課題やその対策について,それぞれの立場から意見を出し合いました。
小麦粉を使う立場からは22年産麦のタンパク質の低さが指摘されましたが,生産者からは追肥回数を増やすと二等や等外に品質が低下し,コストをかけるほど収入が減るという課題があげられました。古川農業試験場からは,やみくもに追肥するのではなく,タンパク質10~11%をねらった栽培管理を行う事で品質向上も期待できるとの助言がありました。
「あおばの恋」は,そのネーミングや地場産の強みから,周囲の期待も大きく,実需者と生産者のミスマッチ解消に向けて,関係機関一体となった取り組みを今後とも進めていくこととなりました。
◆宮城県登米農業改良普及センター◆
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
Eメール:tmnokai@pref.miyagi.jp
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