栗原地域における土地利用型園芸作物の生産拡大を目指し、栗原市と新みやぎ農業協同組合と共催で園芸振興セミナーを開催しました。当日は関係者含め70名(うち農業者42名)にご参加いただきました。
今回のセミナーは緑肥および堆肥を活用した土づくりをテーマとして開催しました。緑肥については、カネコ種苗株式会社 くにさだ育種農場の西本様にご講演いただき、前半は緑肥を導入するメリットや園芸品目との利用体系について、後半は先進地における導入事例について説明いただきました。堆肥については、当普及センターの野菜担当者が堆肥を利用する意味を化学的な面から説明し、畜種による成分や分解性の違いなどについて解説しました。
講演後の情報提供では、栗原市農林振興部より市有機センターを中心に市内の特殊肥料生産業者をご紹介いただきました。また、新みやぎ農業協同組合の園芸担当者より、栗原管内における今後の園芸振興方針についてご紹介いただきました。
参加した生産者からは、次作から緑肥を導入した土づくりに励みたいとの声がありました。また、講演後のアンケートでは概ね好評をいただいており、次回の開催を期待する意見もみられました。栗原農業改良普及センターでは、今後も土地利用型園芸作物の生産拡大に向けて、関係機関一体となり支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144
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