仙台東部地区で震災後にいち早く農業生産法人を立ち上げた(農)井土生産組合では,今年度から約8haの畑でねぎの本格生産を始めました。組合では,ねぎの甘みや柔らかさが増す冬を迎え,旬のねぎのおいしさを多くの人に知ってもらいたいと,12月20日(日)にねぎの掘り取り体験イベントとして「井土ねぎ祭り」を開催しました。
当日は,500円のワンコインで1升瓶2本が入るほどの袋いっぱいの「ねぎ詰め放題」ができるとあって,ほ場に設置された受付場所には開始前から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで,約2,000人の家族連れなどがねぎ畑を訪れました。参加した皆さんは,津波被害から復興した畑にすくすくと育ったねぎを一本一本ていねいに掘り出し,用意された袋いっぱいに詰め込んでいました。また,特設コーナーでは,「井土ねぎ」を使った暖かいスープが振る舞われ,取れたてねぎのおいしさを味わっていました。
仙台農業改良普及センターでは,関係機関と連携しながら,仙台東部地区における地域農業の復興を継続して支援していきます。
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