7月26日,蔵王町においてJAみやぎ仙南蔵王地区里芋部会の現地検討会が行われました。
さといもは蔵王町の代表的な特産農産物ですが,生産者の高齢化により年々生産面積が減少し
省力化技術の導入や安定生産技術が求められています。
蔵王地区では,収量を確保するため,通常,7~8月にマルチ(雑草抑制や地温上昇を目的に土
の表面を覆うフィルム)を除去し,追肥と土寄せ作業が行われていますが,労力を要する点が課
題となっています。
普及センターでは,これらの作業を省力化するために,試験展示ほを設置しています。試験展
示ほは,4月にうね立てと同時に肥料を全て基肥として施用し,マルチ除去,追肥,土寄せ作業
を省略する省力化技術を実証しています。
検討会では,試験展示ほの栽培方法と現在までの生育状況を報告するとともに,今後の管理と
して,病害虫防除の徹底を呼びかけました。
部会員からはマルチを除去しない場合の管理方法や,効果的に病害虫防除を行うための農薬の
使用方法など多くの質問が出され,活発な意見交換が行われました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
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