岩沼市と名取市に新たに3つの農事組合法人が創設されました。「個人から法人へ」新たな営農活動が今年から始まります。
岩沼市では西部地区の志賀地域と長岡地域の2カ所。志賀地域は地域の約50haの農地を農家65戸が構成員となる集落ぐるみ型の農事組合法人「志賀」が1月22日に設立総会を開催し、平成28年度から水稲と大豆を中心とした営農を行うこととなりました。翌日の1月23日には長岡地域の農家40戸が23haの農地を活用して営農を行う農事組合法人「長岡グリーンサポート」が設立総会を行い、水稲のほか大豆や飼料用米を中心に生産活動を行います。また、岩沼西部地区は津波被災エリアではないものの、現在ほ場整備計画が進んでいることから、その中核組織としての役割も担っていくだろうとのことでした。併せて岩沼西部地区は中山間地域も抱えていることから、将来的には鳥獣被害対策や歴史のあるりんご生産にも法人として取り組んでいく構想を持っているとのことでした。
名取市植松では、1月27日大豆などの生産組織「植松機械利用組合」が「U.M.A.S.I(ウマシ)」(構成員8名)が設立されました。ライスセンターの建設を視野に水稲や大豆といった土地利用型作物を中心とした100ha規模の生産活動を集約的に行う予定です。
当普及センター管内ではこのほかにも法人化する計画が進んでおり、そのほとんどが平成28年中の創設を目指しています。
普及センターでは、これからも地域農業の核となるよう、生産組織や法人への支援を続けてまいります。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143