JA新みやぎあさひなりんご部会の研修会が令和5年1月18日に開催され,部会員8人が参加しました。
午前に大郷支店で実施した防除暦検討では,普及センター職員が講師となり,今年度の生育概況や病害虫の発生状況の総括を説明後,事前にそれぞれの園地から提出していただいた防除暦の実績をもとに,今年度の防除時期や病害虫発生状況の振り返りを実施しました。そして,今年度の課題等を次年度の防除計画に反映させた内容の防除暦(案)が策定されました。
午後のせん定実技講習は,部会員のほ場で,わい化栽培の樹を普及センター職員が実技指導しました。せん定では,受光態勢の改善や薬剤のかかりやすさ,作業性の向上等を目的とした枝の間引きと小枝の整理方法について指導しました。その後,生産者もグループに分かれてせん定を行い,意見を交わしながら枝の良し悪しを見極めて技術向上を図りました。
当研修会に初めて参加する後継者もおり,各部会員の栽培技術やせん定方法等についてたくさん情報交換がなされ,有意義な研修となったようです。
普及センターでは,今後も情報提供や技術指導を行い,JA新みやぎあさひな地域のりんごの安定生産を支援していきます。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp