宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

かきの除染実演会

2012年02月27日 13時21分06秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

仙南地域は,県内随一の干し柿産地ですが,福島第一原発事故の放射能汚染による影響が心配されています。そこで,平成24年産に向け,より安全な干し柿を生産できるように,発芽前の3月末までに,除染を行う必要があります。現在,果実への移行を抑制する対策として,粗皮削りが有効であるとされています。

そのため,平成2429日に,宮城県ころ柿出荷協同組合が主催で,白石市の事務所を会場に,かきの高圧洗浄機による除染実演会が開催されました。

当日は,白石市,丸森町,角田市,蔵王町のほぼ全組合員の60人ほどが参加しました。

最初に,普及センターから,かきにおける放射性セシウム濃度の低減対策について説明し,その後,メーカーによる機械の操作,樹体洗浄と粗皮削りの実演が行われました。

普及センターでは,作業時間,空間線量,土壌や樹皮の放射性セシウム濃度の調査を実施しており,その結果を基に,今後の除染作業を支援していくことにしています。

(高圧洗浄機による粗皮削り)                    

(高圧洗浄機の操作)

(洗浄後の樹体)

 

 

連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL0224-53-3431 FAX0224-53-3138

 


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