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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ばれいしょほ場排水性改善施工実演会を開催しました

2023年03月28日 16時24分09秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年3月15日, 遠田郡美里町平針地区のばれいしょほ場で, 穿孔暗渠機(カットドレーン)の実演会を開催しました。

 美里町は, カルビーポテト(株)と生産者が連携し, 県内有数の加工業務用ばれいしょの産地となっています。水田による高収益作物の生産振興を進めていますが, 近年の大雨の影響や排水性の問題から湿害により生産量や品質が低下するといった課題があります。

 そこで, 農業・園芸総合研究所とヤンマーアグリジャパン(株)の協力のもと, 排水性改善に関する情報の周知を行うために, 補助暗渠の施工を実演しました。

 メーカーからは, カットドレーンの作業の特徴などの説明があり, 施工の様子を間近で見ながら, 活発な意見交換がされました。また, 参加者からは, ばれいしょ栽培の課題である湿害リスクの解決につながり, 生産の安定化が期待できるなどの声が出ていました。

 普及センターでは, 今後, 補助暗渠を施工した区と対象区で生育調査を行うなど, 水田における高収益作物の導入, 拡大に向けた取り組みを支援していきます。

 

実演会の様子

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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JAみやぎ登米花卉部会トルコギキョウ専門部の全体会及び実績検討会が開催されました

2023年03月28日 13時52分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年3月23日に登米市迫町の大瀬研修室で,JAみやぎ登米花卉部会トルコギキョウ専門部の全体会及び実績検討会が開催され,専門部員,市場担当者,関係機関等13名が参加しました。
 令和4年産の販売実績については,燃料費高騰による作型の変更や昨年6月の高温,7月の大雨の影響等により,出荷本数が前年より約1割減少したことが報告されました。また,仙台,石巻,東京の市場関係者から,昨年は大雨等の影響で入荷が減少した一方で業務需要の回復やホームユース需要の堅調さから全体的な単価の上昇につながったこと,令和5年産に向けて品質の向上と生産量の維持,地元産地への期待など助言をいただきました。また,令和5年度事業計画案では,例年どおり事業を行うとともに,一部品種の出荷規格を見直すことなどが承認されました。普及センターからは病害防除や農作業安全について情報提供を行いました。
 普及センターでは引き続き産地発展に向けた高品質生産への支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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涌谷町で大豆栽培総合実績検討会が開催されました

2023年03月28日 10時53分33秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

涌谷町は大豆栽培が盛んな地域で,町内産の大豆は卸からも高い評価を受けています。

令和4年産は個人10名を含む22経営体,播種面積は約420haとなりましたが,7月15日の記録的豪雨により,麦あとの大豆を中心に大きな被害を受け,最終的には約340haに減少しました。

そのような中,涌谷町米づくり委員会では,「災害をばねに,また大豆栽培に取り組んでほしい」という思いを込め,大豆栽培総合実績検討会を開催しました。

最初にJA新みやぎみどりの統括営農センターから大豆の情勢,次に涌谷営農センターから収量と品質について説明があり,全体の単収は約130kg/10aであったが,水害被害が軽微だったところでは200kg/10aを超えたほ場もあったこと,上位等級比率は90%以上と,品質は良好であった,という話がありました。

普及センターからは,大雨の被害を受けた大豆の様子や害虫の被害を受けた株,発生の多かった被害粒等を写真を中心に紹介し,5年産栽培に向けた改善点を説明しました。湿害回避のための畦立播種栽培や,主茎の伸長を抑え倒伏防止につながる摘芯栽培の他,有機物施用の重要性にも触れ,「土壌物理性の改善は,窒素の供給に重要な役割を持つ根粒菌にも良い影響を与える。肥料が高騰している今,堆肥を積極的に活用してほしい」と呼びかけました。

その他,肥料メーカーからは「減プラスチックコーティング肥料」や大豆に適した肥料について紹介がありました。

普及センターでは,市町村及びJAと一体となり,現地検討会やほ場巡回により,大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。

<連絡先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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令和5年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会通常総会及び花寿司づくり講習会が開催されました

2023年03月28日 09時17分45秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年3月14日に,令和5年度気仙沼地区生活研究グループ連絡協議会通常総会が開催されました。2年ぶりに会員が集まっての開催となり,令和4年度の活動内容を振り返るとともに,令和5年度の活動計画が協議されました。

 総会終了後には地域食材を使用した料理講習会として,花寿司づくり講習会が行われました。「キッチンスペース夢の舎」の石田幸子シェフを講師に迎え,断面が桃や桜の花の模様となる花寿司の作り方を実習しました。参加者は講師からの指導をもとに,難しい工程に苦戦しながらも,楽しみながら料理を作り上げていました。

 

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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