令和4年1月18日に岩沼市を会場に,令和3年産の乾田直播栽培を振り返り,次期作に向けた意見交換の場として,水稲乾田直播栽培勉強会「総合検討会」を開催しました。農業者や関係機関等,計40名が参加しました。
検討会の前半では,普及センターから生育調査結果について説明した後,古川農業試験場と東北農業研究センターから講演がありました。東北農業研究センターからは,生育量を確保するためにはスタートの苗立ち数が重要であることや苗立ち数を確保するためのほ場づくりのポイント等について説明がありました。さらに,低コスト化するためには機械の汎用利用(畑作物との輪作)や収量の確保が必要であることが説明されました。
後半では,参加した農業者からの今作の反省点等についての話があり,それに対して研究機関からは,改善のための具体的な助言をいただく等,活発な意見交換がなされました。
亘理農業改良普及センター管内では,来年度,乾田直播栽培作付面積がさらに増加する見込みであり,今後も重点的に支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143